『福祉避難所』保土ケ谷区に暮らすなら知っておこう
先月の大阪北部地震に、今月の西日本豪雨災害と、天災はいつ起きるか分かりません。災害によっては、自宅が何かしらの被害を受けてしまい、避難所生活を送る可能性もあります。
そんな避難所の一種である『福祉避難所』をご存知でしょうか?
今回は、この福祉避難所についてご紹介します。
福祉避難所とはどんな場所?
通常、災害時に利用する避難所といえば、学校の体育館や公民館などの公共施設をイメージされる方が多いでしょう。
ただ、妊産婦や乳幼児・高齢者・障がい者など、大勢の方が集まる避難所での生活に支障がある方もいます。
そうした方に配慮し、少しでも心身に負担のない避難生活を送ってもらうために設けられたのが、福祉避難所なのです。
福祉避難所として利用される施設は?
福祉避難所として利用されるのは、高齢者施設・障がい者施設・地域ケアプラザなどの社会福祉施設で、役所と協定を結んでいます。
これらの施設はバリアフリー化されているため、体育館や公民館などと比べると幾分か過ごしやすいメリットがあります。
また、避難生活中は各施設の状況に応じて可能な範囲の支援を受けることができるため、心身のストレスも和らぐでしょう。
なお、保土ケ谷区役所では2018
(平成30) 年4月時点で、区内30ヶ所の社会福祉施設と協定を結んでいます。
福祉避難所の利用に関する注意点
特別な支援を必要とする方に配慮した福祉避難所ですが、利用にはいくつかの注意点があります。
・災害発生直後に必ず開設される場所ではない
福祉避難所は、あくまで『各地域の防災拠点に設けられた避難所での生活を送ることが難しいと判断された方がいる場合に開設される場所』です。
そのため、専門職員が通常の避難所でも過ごせると判断した場合は、開設されません。
・開設のタイミングは施設や人によって異なる
専門職員が「福祉避難所の開設が必要だ」と判断しても、すぐに移動できるわけではありません。各福祉施設の安全確認ができて、受け入れ準備が整い次第、区役所から要請が送られるので、福祉避難所が開設されるタイミングは施設によって異なります。
また、優先順位の高い方から移動することになるため、要援護者全員がすぐに動けるとは限らないのです。
・受け入れ先は役所が決める
福祉避難所への移動が必要だと判断されても、全ての方を一斉に受け入れることはできません。そのため移動先は、専門職員が判断した優先順位情報などを基に、役所が「この方はここの福祉避難所に移動してもらおう」と決めます。
・移動は原則本人・家族で行う
福祉避難所に移動することが決まった場合、新しい避難先までは原則として、ご本人やご家族で行います。
まとめ
いつも暮らしていた自宅ではなく、大勢の方と過ごす避難所生活は、心身ともに大きなストレスとなります。
そうしたストレスを緩和し、必要なケアを必要な方が受けられる仕組みを整えている街なら、安心して暮らせるのではないでしょうか。
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