横浜市保土ケ谷区の名所!境木地蔵尊をご紹介します
東海道五十三次の4番目の宿場町であった「程ヶ谷宿」が由来と言われている横浜市保土ケ谷区には、歴史を感じられるスポットが数多く点在しています。
今回はその中から、「境木地蔵尊」についてご紹介します!
横浜市保土ケ谷区の名所 境木地蔵尊の概要と歴史
境木地蔵尊は、横浜市保土ケ谷区の境木小学校のすぐ近くにあります。
このあたりはかつて武蔵国と相模国と呼ばれていて、ちょうどその国境にあたる峠にあるのです。
そして境木地蔵尊には、おもしろい昔話が伝わっているのでご紹介します。
昔、漁師さんたちの夢の中に鎌倉の由比ガ浜に流れ着いたお地蔵さんが現れて、「江戸に連れて行ってください」とお願いをしたそうです。
「もし途中で動かなくなったら、そこに置いていっていいから」と言われた漁師さんたちは、みんなでそのお地蔵さんを牛車に乗せて江戸まで運ぶことにしました。
しかし境木で突然牛車が動かなくなってしまい、漁師さんは夢のお告げのとおり、お地蔵さんをそこに置いて帰ったそうです。
すると今度は村人たちの夢にお地蔵さんが現れ、「どんな粗末なものでもいいので、お堂を作ってもらえませんか」とお願いしました。
村人たちがそのとおりにすると、お参りにくる方も現れるほどにぎやかな村となったとの言い伝えです。
お堂は今から約360年前の1659年に、良翁院というお寺の境内に建立されました。
しかし、その後良翁院が関東大震災での被災を機に廃寺となったため、現在のお堂はJR保土ケ谷駅の近くにある、見光寺の飛び地敷地内にあります。
横浜市保土ケ谷区の名所 境木地蔵尊にちなんだ和菓子の紹介
境木地蔵尊のある横浜市保土ケ谷区境木には、境木地蔵尊に
ちなんだ和菓子を販売している和菓子店があります。
境木は東海道中でも難所と言われていた「権太坂」を登りきったところです。
お店の名前は「菓匠 栗山」で、境木地蔵尊にちなんだ和菓子としては、「境木おじぞうさんもなか」が人気です。
お地蔵さんの姿を模した皮の中に、大納言を炊いた小倉あんや、栗の入った白あんが、ぎゅうひと一緒にはさみこまれています。
あっさりした甘さが人気で、境木地蔵尊にちなんだ「金運」や「商売繁盛」のご利益が食べた方にももたらされるようにと願って作られているそうです。
境木地蔵尊を見に行ったときには、ぜひ食べてみてくださいね!
まとめ
ベッドタウンとして人気の横浜市保土ケ谷区に、今も残る境木地蔵尊は、伝承されている昔話がおもしろく、ぜひ一度見に行ってみたくなるかもしれません。
「菓匠 栗山」の境木おじぞうさんもなかを食べながら、保土ケ谷区の歴史に思いを馳せる時間を過ごしてみてください。
横浜市保土ケ谷区の住まい探しは、コノミハウジングまでぜひお気軽にお問い合わせください。