
首都圏の新築戸建て平均価格が初の5000万円超え|“マンションの狭小化”も背景に?
首都圏の新築戸建て平均価格が初の5000万円超え|“マンションの狭小化”も背景に?

2025年、首都圏の新築分譲戸建て平均価格は5367万円となり、初めて5000万円を突破しました。
「戸建てが高すぎる」
そんな声も増えています。建築費高騰や土地価格上昇、住宅ローン金利の変化など様々な理由がありますが、最近は“住まい選びそのもの”が変化しているようにも感じます。
価格だけでなく「広さ」も変化

ここ数年、マンション価格の高騰が大きな話題になっていますが、実は変わっているのは価格だけではありません。“広さ”も変化しています。
日本経済新聞では、2025年の新築住宅面積が2年連続で1970年代並みの狭さになったと報じられました。さらに東京カンテイの調査では、東京23区・横浜市・さいたま市・千葉市の新築マンション3LDK面積は、この10年で縮小傾向にあります。
つまり今は、「価格は上がっているのに、住まいは小さくなっている」時代です。
なぜマンションは狭くなっているのか

背景には、土地価格の上昇、建築費の高騰、都市部への人口集中、単身世帯向け住宅の増加などがあります。特に都市部では、販売価格を抑えるために“広さを削る”流れが強くなっています。
同じ3LDKでも、昔の3LDKと今の3LDKでは、実際に暮らした時のゆとりが違うケースも少なくありません。
家族が増えると「広さ」が必要になる

独身時代や夫婦2人の時は問題なくても、家族が増えると暮らし方は大きく変わります。
- 子供が生まれる
- 子供部屋が必要になる
- 荷物が増える
- 在宅ワークスペースが欲しい
- 収納が足りなくなる
こうした変化があると、マンションの限られた面積では手狭に感じる場面が増えていきます。
実際、最近マンションを見学されたお客様からも、
「思ったより狭い」
「収納が少ない」
「子供が大きくなったら厳しそう」
という声を聞くことが増えました。
戸建ては90〜100㎡超の広さを確保しやすい

一方で、新築戸建ては90〜100㎡超の建物面積が確保されている物件も多くあります。
4LDK、パントリー、ファミリークローゼット、ワークスペース、駐車場など、“家族で暮らす広さ”を確保しやすいのが戸建ての特徴です。
特に横浜エリアでは、
「同じ予算ならマンションより戸建ての方が広い」
と感じるケースも少なくありません。
そのため最近は、「多少駅から離れても広さを優先したい」という考え方で、新築戸建てを選ぶ方も増えている印象です。
戸建て価格上昇の背景には、ファミリー層の需要もある
もちろん、新築戸建ても価格は上昇しています。
ただ、その背景には単純な建築コスト上昇だけでなく、“マンションでは広さが足りなくなってきた”というファミリー層のニーズ変化もあるように感じます。
SUUMOリサーチセンターの調査でも、一戸建て購入理由として多かったのは、
- 子供や家族のために家を持ちたかった
- もっと広い家に住みたかった
という回答でした。
つまり今の住宅購入は、“資産性”だけでなく、「家族がどう暮らすか」を重視する流れが強くなっています。
横浜で新築戸建てを探す意味
横浜市内でも新築戸建ての価格は上昇しています。
ただ、エリアを少し広げて探すことで、90㎡超・100㎡超の建物面積や、駐車スペース付きの戸建てが見つかることもあります。
マンション価格が高騰し、さらに面積も縮小傾向にある中で、横浜エリアの新築戸建ては、ファミリー層にとって現実的な選択肢の一つになっていると感じます。
まとめ
首都圏の新築戸建て平均価格は、初めて5000万円を超えました。確かに「家が高すぎる時代」です。
しかしその一方で、マンションは価格が上がるだけでなく、広さも縮小傾向にあります。家族が増え、子供部屋や収納、在宅ワークスペースが必要になると、“広さ”は住まい選びで非常に重要なポイントになります。
価格は上がっている。けれど、広さを求めるファミリー層にとって、新築戸建ての価値はむしろ高まっているのかもしれません。
新築戸建てを探す際は、価格だけでなく、広さ・間取り・収納・駐車場・将来の暮らし方まで含めて検討することが大切です。
