横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地は平和の尊さを伝える重要な場所
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地は、庭園のように整備の行き届いた墓地です。
児童遊園地前のバス停が最寄り駅で、誰でも入場でき、参観時間は8:00~17:00です。
今回は、横浜市保土ケ谷区にある英連邦戦死者墓地についてご紹介します。
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地には戦死者が埋葬されている
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦没者墓地には、第二次世界大戦による、イギリス人をはじめとした英連邦各国の戦死者が埋葬されている日本で唯一の墓地です。
捕虜になって日本で命を落とした多くの人々のお墓が、国別に区画されています。とても広大な敷地です。
戦後、この墓地の敷地を進駐軍が接収し、1955年に日本と英連邦が結んだ戦死者墓地協定を契機に、英連邦戦死者墓地が誕生し、現在にいたっています。
イギリスでは、戦死者の遺体は現地で階級差なく埋葬するのが原則となっており、世界中に英連邦戦死者墓地があるようです。
墓碑が数基のものを合わせると、世界中にある英連邦戦死者墓地はなんと2万1,000ヶ所にも及びます。
この数値は、戦争のために自国に帰れず亡くなった方がどれほど多かったかを物語っています。
それを思うと、戦争のむごさを感じ、平和の尊さが伝わるでしょう。
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地で開催される追悼式典
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地では、毎年8月第1土曜日に追悼式典が行われます。
2018年の式典では初めてイギリス海軍海兵隊員も参加し、約300人もの人々が参列しました。
来日するイギリス要人の多くが訪問しており、1975年にはエリザベス女王、1991年にはダイアナ妃も訪れています。
式典は終戦から50年後の1995年から始まり、2020年8月で26回目を迎えます。
イギリスの区画だけでなく、オーストラリアやインド・パキスタンなどの5区画すべてを回り献花する式典です。
礼拝に参加する日本人もたくさんいるそうで、戦争の悲惨さを後世に伝える大切な時間を世界の人々と共有しています。
式典だけでなく墓地そのものも認知度が低く、管理人も観光地化したくないという思いがあるようです。
戦争の記憶を風化させないためにも、戦死者へ追悼の念を抱き、足を運んで想いを巡らせてみるとよいでしょう。
まとめ
横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地は、まるで異国のような雰囲気に包まれている静寂な空間です。
終戦記念日などの節目の時期や、心を落ち着かせたいときに、そっと訪れてみてはいかがでしょうか。
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