住宅ローンが利用できないリノベーションとはどういうケース?

住宅ローンで節約する方法

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア19年

あなたに「この住まいを買って本当によかった」と言って頂きたい!

近年は新築一戸建てやマンションを購入するのではなく、あえて中古物件を購入し、リノベーションをして理想のマイホームを形にする方も増えています。

そんな方向けの住宅ローンを扱う金融機関も増え、実際に利用する方も多いです。

しかし、時にはこのローンを利用できない場合があることをご存知でしょうか。

今回は、住宅ローンが利用できないリノベーションについて解説いたします。

 

リノベーションと住宅ローン


リノベーションで住宅ローンを利用する際の注意点① 見積りがない


住宅ローンを利用するには、リノベーションにかかる費用の全容が申し込み時点に判明していることが必須条件です。

通常、物件の購入申し込みをするとローンの事前審査も申し込みますが、この時点で施工を依頼する会社が決まっていないと、当然見積りも出すことができません。

そのため、購入申し込み後にハウスメーカーや設計事務所などを探し始めると、住宅ローンの申し込みに間に合わない恐れがあります。

 

購入申し込みから売買契約締結まではだいたい一週間ほどしかなく、また工事請負契約書も必要となります。

そうした点から、リノベーション費用の見積りができていないまま住宅ローンの申し込みをしても、利用することができません。


リノベーションで住宅ローンを利用する際の注意点② 年月の経過


住宅の年月の経過


リノベーションに住宅ローンを利用するケースとしては、購入直後に施工を行う方だけでなく、購入してから数年後のリノベーションで利用される方もいらっしゃいます。

もちろんそれも可能ですが、購入時から年月が経過するほど、審査が難しくなる傾向があります。

その理由は、既に物件購入時の住宅ローンを返済している場合、さらに借入額が増えるため、返済が難しくなると判断されることがある為です。

 

住宅ローンの借り入れは、返済能力が十分でないと当然審査を通過することができません。

審査が通らず、無担保のリフォームローンを借り入れる場合は返済期間も短く、毎月の返済額も高額になりますので、さらに苦しい状態になることが考えられます。

どうしても借り入れが必要であれば、他の金融機関から物件のローン残高とリノベーション費用を合算して借り入れ、元の金融機関のローンを返済すれば、抵当権を抹消して新たな金融機関の抵当権を設定する事も出来ます。


【関連記事】

住宅ローンを利用してリフォーム費用をお得にする方法とは


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まとめ


住宅ローンが利用できないリノベーションのケースついてまとめました。

リノベーションの費用や、返済の負担を少しでも抑えるためには、今後のマネープランやライフプランをしっかり考えて、無理なく返済できる住宅ローンを選ぶことが大切です。

 

横浜マンションライフでは、リノベーションに向く保土ケ谷区の中古マンション一戸建ての購入のご相談も承っています。

リノベーションで住宅ローンを利用する予定の方へのアドバイスも行っていますので、是非無料の会員登録お問い合わせフォームをご利用ください。

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