
住宅ローンの金利は不動産会社によって変わる?提携ローンと銀行選びのポイント
住宅ローンの金利は不動産会社によって変わる?提携ローンと銀行選びのポイント
「当社の提携ローンを利用すれば、住宅ローンの金利が安くなります」住宅を探していると、不動産会社からこのような説明を受けることがあります。そのため、 「同じ銀行でも、利用する不動産会社によって住宅ローンの金利が変わるの?」 と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
結論からお伝えすると、現在は住宅ローンの申し込み手続きがオンライン化され、 同じ銀行の商品を同じ条件で利用するのであれば、不動産会社によって金利が変わることはほとんどありません。
ただし、不動産会社によって住宅ローンの提案内容に違いが出ることはあります。 本当に重要なのは、特別な金利があるかどうかではなく、 お客様の収入や勤務状況、借入希望額に合った銀行を提案してもらえるか という点です。
現在は、同じ銀行であれば不動産会社によって適用金利が変わるケースは多くありません。 しかし、銀行ごとに審査金利や返済比率、審査の考え方が異なるため、 どの銀行を提案するかによって借入可能額や審査結果が変わることがあります。
昔は不動産会社ごとの提携金利がありました

以前は、不動産会社と銀行が提携し、その不動産会社を通して住宅ローンを申し込むことで、 一般の申し込みよりも有利な優遇金利が適用されることがありました。
同じ銀行の住宅ローンでも、
- A社を通して申し込むと優遇幅が大きい
- B社を通して申し込むと優遇幅が小さい
- 提携していない会社から申し込むと通常の条件になる
といった違いが出ることもありました。
そのため、以前は 「当社の提携ローンなら金利が安くなります」 という説明にも、一定の意味がありました。
現在はオンライン化により金利差が少なくなっています
現在は、住宅ローンの事前審査や本審査を、銀行のホームページから直接申し込めるケースが増えています。
お客様自身が銀行の公式サイトから申し込み、必要書類をオンラインで提出する仕組みも一般的になりました。
こうした住宅ローン手続きのオンライン化により、 不動産会社ごとに別々の優遇金利を設定する仕組みは以前より少なくなっています。
現在は、同じ銀行の同じ住宅ローン商品で、勤務先や年収、借入内容などの条件も同じであれば、 どの不動産会社を通して申し込んでも、適用される金利は基本的に同じになることが多いでしょう。
「提携ローンなら金利が安い」と言われたときの確認点
不動産会社から「当社の提携ローンなら金利が安くなります」と説明された場合は、 その場で判断せず、具体的な条件を確認してみましょう。
- どの銀行の、どの商品なのか
- 通常の申し込みと比べて、本当に金利が低くなるのか
- 優遇金利を受けるための条件があるのか
- 給与振込やクレジットカードなどの取引条件が必要なのか
- 団体信用生命保険の上乗せ金利が含まれているのか
- 保証料や事務手数料を含めても有利なのか
表示されている金利が低く見えても、団体信用生命保険の保障を付けることで金利が上乗せされたり、 借入時の事務手数料が高く設定されていたりする場合があります。
金利の数字だけではなく、借入時にかかる費用や保障内容まで含めて比較することが大切です。
本当に違いが出るのは、どの銀行を提案するか

主要な銀行であれば、多くの不動産会社が住宅ローンの申し込みを案内できます。
そのため、不動産会社によって大きく違うのは、 紹介できる銀行の数ではなく、お客様にどの銀行を提案するか です。
住宅ローンは銀行ごとに審査基準や商品の特徴が異なります。 すべてのお客様に同じ銀行を提案すればよいわけではありません。
例えば、年収や勤務先が同じでも、銀行によって借入可能額や審査結果が変わることがあります。
A銀行では、希望額に届かなかった
↓B銀行では、希望額で承認された
このような違いが生まれる理由の一つが、 銀行ごとに設定されている審査金利や返済比率の違いです。
銀行ごとに審査金利が違います

住宅ローンの審査では、実際に適用される金利とは別に、 審査金利を使って返済能力を確認する銀行があります。
審査金利とは、将来金利が上昇した場合でも無理なく返済できるかを確認するために、 審査上設定される金利です。
実際の借入金利が低くても、審査ではそれより高い金利を使って毎月の返済額を計算することがあります。
審査金利が高い銀行ほど、審査上の毎月返済額が大きく計算されます。 その結果、同じ年収でも借入可能額が少なくなることがあります。
反対に、審査金利の考え方が異なる銀行では、同じ年収でも希望する金額まで借りられる場合があります。
ただし、審査金利は一般のお客様に詳しく公表されていないことも多いため、 各銀行の審査傾向を理解したうえで申し込む銀行を選ぶことが重要です。
返済比率によって借入可能額も変わります
返済比率とは、年収に対して年間のローン返済額が占める割合のことです。
住宅ローンだけではなく、次のような借り入れも返済比率の計算に含まれる場合があります。
- 自動車ローン
- カードローン
- 教育ローン
- スマートフォン端末の分割払い
- クレジットカードの分割払いやリボ払い
どこまでの返済比率を認めるかは、銀行や住宅ローン商品によって異なります。
また、同じ返済比率でも、実際の適用金利で計算する銀行と、 審査金利を使って計算する銀行では、借入可能額に差が出ます。
| 審査金利 | 返済能力を審査するために使用する金利。銀行によって考え方が異なります。 |
|---|---|
| 返済比率 | 年収に対する年間返済額の割合。認められる上限は銀行や商品によって異なります。 |
| 借入可能額 | 審査金利と返済比率の組み合わせによって、同じ年収でも銀行ごとに差が出ます。 |
お客様の状況によって適した銀行は異なります

住宅ローンを選ぶ際は、金利の低さだけではなく、お客様の状況と銀行の審査基準が合っているかを確認する必要があります。
勤続年数が短い方
転職して間もない方に対する考え方は銀行によって異なります。 勤続年数を重視する銀行もあれば、転職理由や現在の仕事内容、前職との関連性などを含めて審査する銀行もあります。
自営業や会社経営者の方
自営業者や会社経営者の場合、確定申告書や決算書の見方が銀行によって異なります。
所得だけを見るのか、事業の継続性や売上、減価償却費なども考慮するのかによって、 審査結果が変わる可能性があります。
ほかのローンがある方
自動車ローンやカードローンがある場合も、返済比率への影響は銀行によって異なります。
先に既存の借り入れを完済した方がよいのか、完済しなくても希望額まで借りられるのかを確認しながら、 申し込む銀行を選ぶことが大切です。
借入希望額が多い方
年収に対して借入希望額が大きい場合は、審査金利や返済比率の違いが特に重要になります。
金利が低く見える銀行でも、審査上の借入可能額が希望に届かないことがあります。 一方で、別の銀行では希望額まで承認されるケースもあります。
金利だけで銀行を選ばないことが大切です

住宅ローンを比較する際、金利はとても重要です。 しかし、表示されている金利だけで銀行を決めてしまうのはおすすめできません。
銀行を選ぶときは、次のような項目も比較しましょう。
- 審査金利と返済比率の考え方
- 希望する金額まで借りられるか
- 団体信用生命保険の保障内容
- がん保障や疾病保障の上乗せ金利
- 保証料や融資事務手数料
- 繰り上げ返済の手数料
- 対面手続きかオンライン手続きか
- 融資実行までの期間
金利がわずかに低くても、希望額まで借りられなかったり、 希望する団信を付けることで金利が上乗せされたりする場合があります。
金利、審査、保障、費用、手続き方法を総合的に比較して選びましょう。
まとめ
以前は、不動産会社ごとに異なる提携金利が設定され、 申し込む不動産会社によって住宅ローンの金利に差が出ることがありました。
しかし現在は、住宅ローン手続きのオンライン化が進み、 同じ銀行の同じ商品を同じ条件で利用するのであれば、 不動産会社によって金利が変わることはほとんどありません。
不動産会社によって本当に違いが出るのは、 お客様の状況に合わせて、どの銀行を提案するかという部分です。
銀行ごとに審査金利や返済比率、勤続年数、自営業者への評価、団体信用生命保険の内容などが異なります。
そのため、住宅ローンは単純に金利だけを比べるのではなく、 自分の収入や勤務状況、借入希望額に合った銀行を選ぶことが重要 です。
当社では、特定の銀行だけを一律におすすめするのではなく、 お客様の年収、勤務先、勤続年数、現在の借り入れ、借入希望額などを確認しながら、 複数の金融機関を比較して住宅ローンをご提案しています。
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金利だけでなく、審査金利・返済比率・団信・諸費用まで比較し、 お客様に合った住宅ローンをご提案します。
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