住宅ローンの変動金利が上昇|2026年9月のメガバンク・ネット銀行を徹底比較
住宅ローンの変動金利が上昇|2026年9月のメガバンク・ネット銀行を徹底比較
2026年9月、住宅ローンの変動金利に再び大きな動きが出ています。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、9月の住宅ローン変動金利を前月から0.25%引き上げました。 また、ネット銀行でもドコモSMTBネット銀行や楽天銀行などで金利上昇が見られます。
一方で、みずほ銀行やりそな銀行、SBI新生銀行、イオン銀行など、 9月時点では金利を据え置いている銀行もあります。
これまで「住宅ローンはネット銀行を選べば金利が安い」というイメージもありましたが、 2026年9月現在は必ずしもそうとはいえません。 銀行による金利差が大きくなっているため、 「メガバンクかネット銀行か」ではなく、銀行ごとの条件を比較することが重要です。
2026年9月の住宅ローン変動金利を比較

代表的な銀行の2026年9月の変動金利を比較すると、次のようになります。
| 銀行 | 2026年9月の変動金利目安 | ポイント |
|---|---|---|
| りそな銀行 | 約0.950%~ | 大手銀行の中でも低水準 |
| SBI新生銀行 | 約0.990%~ | ネット系でも低水準 |
| イオン銀行 | 約0.990%~ | 優遇条件も確認したい |
| みずほ銀行 | 1.025%~ | 今後の金利見直しに注意 |
| 三井住友信託銀行 | 約1.080% | 追加優遇制度あり |
| auじぶん銀行 | 約1.1%台~ | 頭金・借入期間で金利が変わる |
| 三菱UFJ銀行 | 1.195% | 9月に0.25%上昇 |
| 三井住友銀行 | 1.225~1.525% | 審査・条件で金利差あり |
| PayPay銀行 | 約1.330% | 超長期借入の上乗せに注意 |
| ソニー銀行 | 約1.347% | 商品内容も含めて比較 |
| 楽天銀行 | 約1.557% | 9月も上昇 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 約1.750% | 8月から大きく上昇 |
※金利は新規借入時の代表的な水準です。借入割合、審査結果、団信、優遇条件、借入期間などによって実際の適用金利は異なります。
最低水準の金利と1.7%台の銀行では約0.8%もの差があります。 数千万円を35年前後借りる住宅ローンでは、この差は決して小さくありません。
三菱UFJ銀行|変動金利は1.195%へ上昇
三菱UFJ銀行は2026年9月、住宅ローンの変動金利を年1.195%へ引き上げました。 前月と比較すると0.25%の上昇です。
住宅ローンの適用金利は、基準となる店頭表示金利から一定の優遇幅を差し引いて決まります。 そのため、ニュースで「住宅ローン金利が0.25%上昇」と報道されても、 実際にどの金利が適用されるのかを確認することが重要です。
三菱UFJ銀行の特徴として注目したいのが、 40年ローンでも金利上乗せがないことです。
横浜市では新築戸建て価格が上昇しているため、 5,000万円前後の住宅ローンを利用するケースも少なくありません。 35年では月々の返済額が高くなる場合、40年に延ばして返済負担を抑える方法もあります。
三井住友銀行|0.25%上昇、適用金利には幅がある
三井住友銀行も2026年9月から変動金利を引き上げました。変動金利は年1.225~1.525%程度となっており、 適用条件によって金利に差があります。
ここで注意したいのが、銀行のホームページなどに掲載されている 「最低金利」がすべての人に適用されるわけではないことです。
広告上の最低金利だけで銀行を比較するのではなく、 実際の審査後に提示される金利を比較する必要があります。
みずほ銀行|9月は1.025%~だが今後の上昇に注意
みずほ銀行の2026年9月の変動金利は年1.025%~。 9月時点では、三菱UFJ銀行や三井住友銀行より低い水準です。
ただし、現在の金利だけで判断するのは注意が必要です。 変動金利は銀行ごとに基準金利の見直し時期や、 新しい金利が返済額へ反映される時期が異なります。
そのため住宅ローンを比較する際は、 「今何%なのか」だけでなく次回いつ金利が見直されるのかまで確認しましょう。
りそな銀行|0.95%前後で大手銀行でも低水準
2026年9月時点で、りそな銀行の変動金利は約0.950%~と、 大手銀行の中でも低い水準となっています。
三菱UFJ銀行の1.195%などと比較すると金利差があるため、 借入額が大きい方にとっては比較しておきたい銀行です。
ただし、住宅ローンでは審査内容によって金利優遇幅が異なる場合があります。 「0.95%だから必ず一番安い」と決めるのではなく、 実際の審査結果で比較することが大切です。
三井住友信託銀行|1.08%前後、追加優遇にも注目
三井住友信託銀行の変動金利は約1.08%。
ネット銀行に近い金利水準でありながら、 店舗で住宅ローンについて相談できる点も特徴です。
条件を満たすことで追加の金利優遇を受けられる商品もあるため、 表示金利だけでなく、自分が利用できる優遇制度まで確認して比較するとよいでしょう。
SBI新生銀行|ネット系の中でも低水準
SBI新生銀行の2026年9月の変動金利は約0.990%~。 ネット系住宅ローンの中でも比較的低い水準です。
SBI新生銀行では長期の住宅ローンも用意されているため、 住宅価格が高くなった現在では、毎月の返済額を抑えたい方にとって選択肢になります。
ただし、35年を超える借入では金利が上乗せされる商品もあるため、 35年・40年・50年でそれぞれ何%になるのかを確認することが重要です。
auじぶん銀行|頭金と借入期間で金利が変わる
auじぶん銀行も、ネット銀行の住宅ローンとして人気の高い銀行です。
ただし、auじぶん銀行は借入額が物件価格の何%になるのかによって、 適用される金利が変わります。
また、35年を超える長期ローンでは金利が上乗せされるため、 表示されている最低金利だけを見て比較するのはおすすめできません。
auの通信サービスなどを利用している場合に金利優遇を受けられる制度もあるため、 条件が合う方は総合的に比較するとよいでしょう。
PayPay銀行|ネット銀行でも1.3%台へ
PayPay銀行の2026年9月の変動金利は約1.330%。
「ネット銀行ならメガバンクより圧倒的に安い」というイメージがありますが、 現在では、りそな銀行やみずほ銀行などより高いケースもあります。
また、長期間の住宅ローンでは金利が上乗せされる場合もあるため、 40年・50年ローンを検討する場合には特に注意が必要です。
ソニー銀行|金利だけでなく商品内容も比較
ソニー銀行の2026年9月の変動金利は約1.347%。
最低金利だけを見ると最安水準ではありませんが、 住宅ローンは団信や商品内容、金利タイプの変更のしやすさなども重要です。
住宅ローンを長期間利用することを考えると、 金利以外の使い勝手も含めて比較する必要があります。
楽天銀行|9月も変動金利が上昇
楽天銀行の変動金利は、2026年8月の約1.543%から、 9月には約1.557%へ上昇しました。
上昇幅自体は大きくありませんが、 変動金利の上昇傾向が続いていることには注意が必要です。
楽天銀行についても、審査内容によって金利引下げ幅が変わるため、 実際に提示される適用金利を確認して比較しましょう。
ドコモSMTBネット銀行|1.750%へ大きく上昇
旧住信SBIネット銀行のドコモSMTBネット銀行では、 2026年9月の変動金利が約1.750%となっています。
8月から大きく上昇しており、 ネット銀行の中でも住宅ローン金利にかなり差が出てきました。
また、審査結果や選択する団信、借入期間によって金利が上乗せされる場合があります。
以前はネット銀行の圧倒的な低金利が目立ちましたが、 2026年9月現在は店舗型銀行より金利が高いネット銀行もあります。
5,000万円を35年で借りると金利差はどのくらい?

住宅ローン金利の0.1%、0.2%という差を見ると、 「それほど大きな違いではない」と感じるかもしれません。
しかし、5,000万円を35年間借りる場合には返済額の差が大きくなります。
| 金利 | 月々返済額の目安 |
|---|---|
| 0.95% | 約14.0万円 |
| 0.99% | 約14.1万円 |
| 1.08% | 約14.3万円 |
| 1.195% | 約14.6万円 |
| 1.33% | 約14.9万円 |
| 1.525% | 約15.4万円 |
| 1.75% | 約15.9万円 |
0.95%と1.75%では、月々の返済額に約1万9,000円の差があります。
変動金利の場合、実際には35年間同じ金利が続くわけではありません。 それでも、借入時の金利差が住宅ローン返済に大きく影響することは分かります。
最低金利だけで住宅ローンを選ばない

住宅ローンを比較するときに注意したいのが、 銀行のホームページに大きく表示されている「最低金利」だけで判断しないことです。
実際の住宅ローン審査では、次のような条件が影響します。
- ・借入金額
- ・物件価格に対する借入割合
- ・年収
- ・勤務先
- ・勤続年数
- ・年齢
- ・返済期間
- ・選択する団信
- ・購入する物件
A銀行では最低金利が適用されなくても、 B銀行では大きな金利優遇を受けられることがあります。
そのため住宅ローンは1行だけで判断するのではなく、 複数の銀行を比較することが重要です。
35年・40年・50年ローンは金利上乗せにも注意
最近では住宅価格の上昇を背景に、 40年ローンや50年ローンを取り扱う銀行も増えています。
返済期間を長くすると毎月の返済額を抑えやすくなりますが、 銀行によっては35年を超えると金利が上乗せされます。
一方で、40年程度まで金利上乗せがない銀行もあります。
「何%で借りられるか」と同時に、 「その金利で何年間借りられるのか」を確認することが重要です。
変動金利が上昇する中、これから住宅を購入する人はどうする?
2026年9月現在、住宅ローンの変動金利は上昇局面にあります。
ただし、すべての銀行が同じタイミング、同じ幅で金利を引き上げるわけではありません。
そのため、これから住宅を購入する方は次の項目を比較しましょう。
- ・現在の適用金利
- ・今後の金利見直し時期
- ・団信の保障内容
- ・金利優遇の条件
- ・35年・40年・50年の借入期間
- ・長期借入時の金利上乗せ
特に借入額が大きい場合は、 0.1%、0.2%という違いでも長期間では大きな差になります。
まとめ
2026年9月は、三菱UFJ銀行や三井住友銀行をはじめ、 住宅ローンの変動金利を引き上げる銀行が出ています。
一方で、りそな銀行やSBI新生銀行など1%前後の変動金利を提示している銀行もあり、 銀行による金利差が大きくなっています。
また現在は、「ネット銀行だから安い」「メガバンクだから高い」と単純には判断できません。
住宅ローンを選ぶ際は最低金利だけを見るのではなく、 実際に自分へ適用される金利や団信、借入期間などを含め、 複数の銀行を比較して選ぶことが大切です。
