不動産購入の住宅ローン借入に使えるワイド団信とは?

住宅ローンで節約する方法

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア19年

あなたに「この住まいを買って本当によかった」と言って頂きたい!

不動産購入時に団信に入れなくても、ワイド団信の加入で住宅ローンを借りられるケースがあります。

 

団信の加入が借り入れ条件となっている金融機関がほとんどですが、健康状態によっては加入できず困る状態に。

 

保険の幅が広がるワイド団信とはどんな保険なのか、注意点も併せて解説しますので、住宅ローンの借入れにぜひ役立ててみてくださいね。

 

不動産購入における住宅ローン:ワイド団信とは?



ワイド団信


不動産購入における住宅ローンでは、団信がダメでも、ワイド団信の加入で借り入れ条件を満たせる場合があります。

 

ワイド団信とは持病があっても申し込める団信で、団信は団体信用生命保険の略です。

 

団信とは、万が一の際にローン残債が0円になる保険なので、残された家族が安心して生活を続けられる保障となります。

 

特徴は引受基準が広がっているぶん、金利が通常より高くなる点で、年0.3%を上乗されるのが一般的です。

 

引受幅が広いといっても誰でも加入できるわけではなく、告知書を申込時に添えて提出し、各症状によって個別に審査されます。

 

保険金を請求する事態になった際には、告知内容を確かめるためにかかりつけ医に問い合わせをするので、告知書には事実を記入しておかないと保険金を受け取れなくなるので注意しましょう。

 

団信に加入できず、住宅ローンの借入に困ったら、ワイド団信があることを覚えておくとよいでしょう。

 

不動産購入における住宅ローン:ワイド団信の注意点



注意点


不動産購入の住宅ローンにおけるワイド団信は、次の2つが注意点になります。

 

・選べる金融機関が少ない

 

・総返済額が高くなる

 

通常の団信のように取り扱い金融機関が多くないので、限られた金融機関からしか借り入れできません。

 

取扱のある金融機関は、都市銀行ならみずほ銀行や三菱UFJ銀行、ネット銀行ならイオン銀行やauじぶん銀行などがあげられますよ。

 

ほとんどの銀行で「金利+0.3%」の上乗せをしているので、総返済額が高くなるのも注意点です。

 

また、多くの金融機関が、引受保険会社をフランスのクレディ・アグリコル生命にしているので、金融機関による加入審査に差はないでしょう。

 

加入基準は変わらないと考えられるので、ワイド団信での住宅ローン検討でも、金利や諸費用などで検討するのがおすすめです。

 

まとめ


不動産購入で住宅ローンをワイド団信で検討すると、金利の上乗せと、金融機関の選択肢の少なさがネックになります。

 

団信の必要性や金利水準、加入している各種保険など、総合的に考えて、住宅ローンを申込むようにしてくださいね。


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また、不動産購入に関するご質問も承っておりますので、お気軽に当社までご相談ください

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