
自動車ローンがあっても住宅ローンは組める?審査への影響とポイントを分かりやすく解説【2026年版】
自動車ローンがあっても住宅ローンは組める?審査への影響とポイントを分かりやすく解説
「車のローンが残っているけれど、住宅ローンは組めるの?」 「自動車ローンを完済しないとマイホームは購入できない?」
このようなご相談をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、自動車ローンがあっても住宅ローンを組むことは可能です。
ただし、自動車ローンの返済状況によっては、住宅ローンの借入可能額に影響する場合があります。
この記事では、自動車ローンが住宅ローン審査にどのような影響を与えるのか、完済する必要があるケースや、車を購入するタイミングについて分かりやすく解説します。
自動車ローンが残っていても住宅ローンは組めます。 審査で重要になるのは、自動車ローンの残高ではなく、毎月の返済額です。
完済する必要があるかどうかは、住宅ローンの事前審査を受けることで確認できます。
自動車ローンがあっても住宅ローンは組めます

自動車ローンが残っているからといって、住宅ローンが利用できないわけではありません。
実際には、自動車ローンを返済しながら住宅ローンを利用している方もいます。
住宅ローンの審査で確認されるのは、単に「自動車ローンがあるかどうか」だけではありません。
年収や勤務先、借入希望額、現在の返済状況などを総合的に判断したうえで、住宅ローンを返済できるかが審査されます。
自動車ローンがあるだけで住宅ローンを諦める必要はありません。 ただし、自動車ローンの毎月の返済額が大きい場合は、住宅ローンの借入可能額が少なくなることがあります。
住宅ローン審査では残高より毎月の返済額が重要

住宅ローン審査では、自動車ローンの残高よりも、毎月いくら返済しているかが重要になります。
例えば、次の2つのケースを比べてみましょう。
| 自動車ローン残高 | 毎月の返済額 | 住宅ローンへの影響 |
|---|---|---|
| 50万円 | 5万円 | 毎月の返済額が大きいため、影響が大きくなる可能性がある |
| 200万円 | 1万円 | 残高は多くても、毎月の返済額による影響は比較的小さい場合がある |
このように、自動車ローンの残高が少ないからといって、必ずしも住宅ローンを借りやすいとは限りません。
残高が少なくても毎月の返済額が高ければ、住宅ローンの審査では年間返済額が大きいと判断されます。
反対に、残高が多くても毎月の返済額が低ければ、返済比率への影響が比較的小さくなることがあります。
返済比率が住宅ローン審査のポイント
金融機関では、年収に対して年間のローン返済額がどのくらいあるのかを確認します。この割合を「返済比率」または「返済負担率」といいます。
住宅ローンだけではなく、次のような借入の返済額も含めて計算されます。
- 自動車ローン
- カードローン
- 教育ローン
- リボ払い
- その他の分割払い
例えば、年収500万円の方が自動車ローンを毎月3万円返済している場合、自動車ローンだけで年間36万円の返済があります。
その年間36万円も住宅ローンの年間返済額に加えて計算されるため、借入可能額が少なくなる可能性があります。
住宅ローン審査では、自動車ローンの残高をそのまま住宅ローンの借入額から差し引くわけではありません。 自動車ローンの毎月の返済額を年間返済額に換算して、住宅ローンと合わせて判断します。
自動車ローンの返済遅れには注意
自動車ローンの返済を延滞している場合は注意が必要です。住宅ローンの審査では、現在の借入額だけではなく、これまでの返済状況も確認されます。自動車ローンやクレジットカードなどの支払いに遅れがあると、住宅ローン審査に影響する場合があります。
自動車ローンがあること自体よりも、返済を遅れずに続けていることが大切です。 住宅購入を考えている方は、毎月の返済日や口座残高を確認しておきましょう。
自動車ローンを住宅ローンにまとめることはできません
「住宅ローンは金利が低いので、自動車ローンも住宅ローンにまとめられないですか?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、住宅ローンは住宅や土地を購入するための融資です。原則として、自動車ローンの返済や車の購入費用を住宅ローンに含めることはできません。
住宅ローンを本来の目的とは異なる用途に使用すると、契約違反となる可能性があります。
不動産会社などから「車のローンも住宅ローンにまとめられる」と提案された場合は注意が必要です。 住宅ローンは、金融機関が認めた住宅購入費用などに使用するものです。
自動車ローンは完済した方がいい?
自動車ローンを完済することで、住宅ローンの借入可能額が増える場合があります。
特に、次のような方は、自動車ローンの完済を求められたり、完済することで審査が通りやすくなったりする可能性があります。
- 希望する金額まで住宅ローンを借りたい方
- 自動車ローンの毎月の返済額が大きい方
- 返済比率が金融機関の基準に近い方
- ほかにも複数の借入がある方
ただし、自動車ローンがある方全員が完済しなければならないわけではありません。
自動車ローンを残したままでも、希望する住宅ローンを借りられるケースがあります。そのため、自己判断で慌てて完済する必要はありません。
完済する必要があるかは事前審査で分かります

「住宅ローンを申し込む前に、自動車ローンを完済した方がいいですか?」というご相談は多くあります。このような場合は、まず住宅ローンの事前審査を受けることをおすすめします。
事前審査では、主に次のような内容を確認します。
- 年収
- 勤務先や勤続年数
- 住宅ローンの借入希望額
- 自動車ローンなどの借入状況
- 自動車ローンの毎月の返済額
- これまでの返済状況
事前審査を受けることで、金融機関から次のような判断が出る場合があります。
このように、完済が必要かどうかは事前審査を受けることで確認できます。
自動車ローンを完済すると手元の現金が減ってしまいます。 住宅購入では、引っ越し代や家具・家電の購入費用なども必要になるため、手元資金とのバランスも大切です。
まずは現在の借入状況を正確に伝えたうえで、住宅ローンの事前審査を行いましょう。
これから車を購入するなら家を買った後がおすすめ

住宅の購入と車の購入をどちらも予定している方は、購入する順番が重要です。
住宅ローンの審査前に自動車ローンを組むと、毎月の返済額が増えるため、住宅ローンの借入可能額が少なくなる可能性があります。
そのため、車の買い替えを急いでいないのであれば、先に住宅を購入し、その後に車を購入する方がよいでしょう。
住宅と車の両方をローンで購入する予定なら、一般的には住宅を先に購入し、住宅の引き渡し後に車を購入する順番がおすすめです。
住宅ローンの融資が実行され、住宅の引き渡しが完了した後で自動車ローンを組んでも、すでに実行された住宅ローンの審査に影響することはありません。
ただし、住宅ローンの事前審査に通過した後でも、住宅の引き渡し前に新たな自動車ローンを組むのは避けた方が安心です。
事前審査から住宅ローンの融資実行までの間に借入状況が変わると、金融機関から確認を受けたり、審査結果に影響したりする可能性があります。
車を購入する場合は、住宅ローンの契約だけでなく、住宅の引き渡しと融資実行が終わってから手続きを進めましょう。
自動車ローンがある場合の住宅ローン審査の流れ
自動車ローンを隠して住宅ローンを申し込むことは避けましょう。審査では信用情報を確認するため、現在の借入状況を正確に伝えたうえで申し込むことが大切です。
まとめ

自動車ローンがあるからといって、住宅ローンを諦める必要はありません。
- 自動車ローンがあっても住宅ローンは組める
- 審査では残高より毎月の返済額が重要
- 自動車ローンの返済額も返済比率に含まれる
- 完済が必要かどうかは事前審査で確認できる
- これから車を買うなら住宅の引き渡し後がおすすめ
- 住宅ローン実行前に新たな借入をするのは避ける
自動車ローンを完済する必要があるかどうかは、年収や借入希望額、毎月の返済額などによって異なります。
自己判断で完済する前に、まずは住宅ローンの事前審査を行い、金融機関の判断を確認しましょう。
自動車ローンがある方も住宅ローンをご相談ください
自動車ローンが残っている方でも、住宅ローンを利用できる可能性があります。
現在の毎月の返済額や希望する住宅ローンの金額を確認しながら、事前審査や資金計画をサポートいたします。
