不動産売却の査定価格はどうやって決めるの?注目するべきポイントは?
不動産を売ると決めたら、最初に行うのが売却査定ですよね。
売却査定は実際の売り出し価格を決めるための大事な基準ですが、「売却査定の価格ってどうやって決めるの?」と疑問に思う方も少なくありません。
このポイントを知っているのと知らないのとでは、その後の売却活動に影響を及ぼす可能性もあるので、ぜひ覚えておきましょう。
不動産の売却査定時に見られる主なポイントは4つ
不動産会社が売却査定を行う場合、判断基準となる主なポイントは以下の4つです。
・近隣の取引事例
近隣エリアで不動産売買が行われていた場合、不動産会社はどんな条件の物件がどのくらいの価格で取引されたのか、価格相場はいくらくらいかを調査します。
近隣の取引事例や相場を知ることで、「うちが売りたい物件ならこのくらいかな」と、だいたいの目安を知ることができますよ。
・公示価格と路線価
公示価格とは土地の価値を決めるための価格で、路線価は道路に対して決める価格のことで、どちらも国が調査した結果が基になっています。
公示価格・路線価も売却する不動産の価値を判断するための重要な材料なので、こちらのチェックも忘れないでください。
・立地条件
スーパー・コンビニなどの商業施設や、学校・公園など子育て関連施設、病院・銀行・役所など、生活に欠かせない施設の数や距離も重要なチェックポイントです。
また、駅やバス停までの距離、利用できる路線、治安なども生活に大きく影響するポイントとなります。
・物件そのものの条件
物件の条件は、築年数や間取り・面積の他にも、外観や各種設備の状態、生活動線の良し悪し、日当たり・風通し・眺望・防犯性の高さなどがチェックポイントとなります。
また、一戸建てなら庭や駐車場、マンションなら共用部分の管理状況なども対象となりますよ。
不動産の売却査定は机上査定と訪問査定どちらを選ぶか
不動産売却の査定を行うには、気になった不動産会社のホームページから問い合わせるか、複数の不動産会社に一括で依頼するケースが一般的です。
そして、ホームページからの問い合わせと一括査定のどちらも、決まったフォームに必要事項を入力して送り、そのデータを基に不動産会社が売却査定を行います。
この方法は、あくまで売主様が送ったデータだけで査定するため、簡易査定や机上査定と呼ばれます。
簡易査定は、訪問査定のように細かくチェックして価格を決めるものではありません。
「まだ売るかどうかはっきり決めていないけど、今だとどのくらいで売れるのかな」と気になる方は、簡易査定で依頼すると良いでしょう。
一方、不動産会社の担当者を呼んで、直接物件を見て査定してもらう訪問査定(または実査定)もあります。
訪問査定のメリットは、データだけでは分からない箇所も確認しながら、査定額を算出できる点でしょう。
そのため、確実に売却することを決めている方は、よりリアルな査定結果を知ることができておすすめです。
まとめ
不動産売却の査定は、様々な要素が絡み合って価格が決まります。
また、データ上だけで簡易的に判定してもらうのか、それとも直接物件を見てもらって詳しく判定してもらうのか決めることも重要です。
高すぎたり安すぎたりせず、適切な売り出し価格を決めるためにも、売却査定のポイントをぜひ押さえておくことをおすすめします。
横浜市保土ケ谷区で不動産売却を検討している方は、当社までぜひご相談ください。