写真の撮り方一つで内覧希望者を増やせる!?
自宅を売ることになった時、「値下げをする前に、少しでも早く買主様が見つかったら良いな」と思いますよね。
そのためには不動産会社の担当者による営業だけでなく、売主様自身の協力も欠かせません。
過去記事では、売主様に行っていただきたいこととして掃除や整理整頓などを挙げましたが、実はそれ以外にもおすすめしたいポイントがあるんですよ。
それが『写真の撮り方』です。
買主様の購入意欲をかき立てるための写真の撮り方
売買契約に至るためには、買主様に内覧してもらい、かつ物件を気に入ってもらわなければなりません。そして買主様に「内覧したいな」と興味をもってもらうためには、以下のポイントを押さえた写真を撮ることがカギとなります。
<ポイント1:外観編>
・外観写真は全景を撮る
外観は、不動産会社のホームページやチラシに掲載されるメイン写真となります。
どんな家なのか一目で伝わるように、外観全体が写るように工夫しましょう。
ただし、この時あまりにもアップで撮りすぎると前面道路が狭い印象を与えてしまう可能性があるため、いくつかは前面道路や周辺道路が写っている引きの写真も忘れないでください。
また、外観を撮影している時に布団や洗濯物が干されているところなどが写ってしまった場合は、そのまま掲載すると印象が良くないので撮り直しましょう。
・玄関は正面から撮る
家の顔ともいえる玄関は、正面から撮ると存在感が際立ちます。
特にマンションの場合、前面道路からエントランスが見えないこともあるので、それも買主様が分かりやすいように撮りましょう。
<ポイント2:共用設備編>
・駐車場や駐輪場の様子が分かるように撮る
想定しているターゲット層が子育てファミリーの場合、家族で出かける時や買い物をする時にマイカーや自転車を利用する方もいます。
そのため、駐車場や駐輪場の様子が分かる写真も撮ります。
駐車場は平置き・地下・立体式のどれなのか、駐輪場は屋根付きかそうでないか、一目見て伝わりやすいような写真を撮影します。
・マンションのセキュリティ設備を撮る
買主様にとって、購入しようか検討しているマンションのセキュリティがどのくらいしっかりしているのかは、とても気になる点です。
エントランスのオートロックはもちろん、防犯カメラや玄関のWロックなど、セキュリティが整っていることをアピールできる箇所の撮影を行いましょう。
<ポイント3:室内編>
・居住中なら購入後の生活をイメージしやすいように内装を工夫する
居住中の場合、ホームページやチラシに室内の様子が掲載されることはあまりありません。
ただし家具や家電が置いてある室内は、買主様が購入後の生活をイメージしやすく内覧を増やせる可能性があります。
そのため、室内を撮影する時は生活感が出すぎず興味を惹きやすいように、掃除や整理整頓をしてから撮りましょう。
・引越し後なら生活に関する設備や内装を撮る
先に引越してから売却する場合は、室内の設備や内装を中心に撮影します。
キッチン・トイレ・バスルーム・洗面台などの水回りはどんなタイプの設備なのか、リビングの広さや日当たり・各部屋の収納・玄関周りなど、買主様が気になりそうな箇所を撮りましょう。
まとめ
百聞は一見にしかずという言葉があるように、たくさんの言葉を並べて説明するよりも複数の写真を添える方が、買主様に物件の魅力を伝えやすくなります。
プロのようなきれいな写真でなくても、買主様のことを考えてほんのひと工夫を加えた写真は、内覧希望者を増やすきっかけとなるかもしれません。