自営業の方は確定申告のどの部分を見られるのか!

住宅ローンで節約する方法

自営業の方がマイホームを購入する場合は、

会社勤めの方と同じように住宅ローンを申し込みます。

その際、金融機関では「この方に融資をしても大丈夫だろうか」と

審査を行いますが、そのために必要な書類の一つが『確定申告書』です。

今回は、確定申告書のどの部分を見れるのか説明します。


経費ではなく収入として計算してもらう


住宅ローン申し込みに必要な確定申告書


金融機関は、『所得金額』の欄をみます。

所得とは、収入から経費を差し引いた金額のことです。

自営業を行うには必ず経費がかかりますが、この金額が多すぎると当然記載する所得も少なくなり、住宅ローンの審査に通りにくくなってしまいます。

しかし、金融機関によっては以下の点を経費に含めないところもあるのです。

 

・減価償却費

事業を行うために使用している設備の減価償却費は、

会計上必要なものですが、実際には経費としてかかっていません。

 

・支払地代

土地を借りて事業を行う場合は、

その土地の所有者に賃料として土地代(支払地代)を支払います。

しかし、その土地を購入して店舗兼住宅を建てる場合は土地の権利もご自身のものとなるため、支払地代が発生しない=経費になりません。

 

・専従者給与

家族経営として事業を行っている場合、給与を支払っても家族の間でお金が行き来しているに過ぎないため、これも経費として計上されません。

 

・青色申告特別控除

青色申告は毎年きちんと申告していると、

その分特別控除を受けることができます。

そのため、これも経費として計上されないのです。

 

この4つの項目を経費に含めず収入として計算するため、

結果として所得を増やすことができます。


過少申告で所得が少ないなら修正申告を行う


住宅ローン申し込みに備えて修正申告をする人


ところで、所得が多いということは、その分納める税金も高くなりますよね。

そのため自営業の方の中には、所得を少なく申告する方もいらっしゃるでしょう。

ただし、所得が少ないままでは住宅ローンの審査に通りにくくなる可能性が高いため、修正申告をして所得を増やす方法があります。

もちろん所得を増やすということは、その分の税金も納めなくてはいけません。

また、修正申告をして所得を増やし、きちんと正しい税金も納めたからといって、必ず住宅ローンの審査に通るとも限りません。

しかし、全く修正申告をしないままよりはローン審査通過の可能性を高めることができるので、追加の税金を納める覚悟がある方は検討してみてもいいと思います。


【関連記事】

自営業の方が不動産購入で住宅ローン審査に通りにくいのはなぜ?

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まとめ


会社勤めの方と比べると、収入が不安定で住宅ローンの審査に通りにくいと言われる自営業の方ですが、確定申告書の経費の計算や修正申告などで対策を行うことができます。

 

横浜マンションライフでは、

保土ケ谷区でマイホーム購入を検討されている方の物件探しを行っています。

自営業の方で、マイホーム購入にあたりどんな金融機関を利用したらいいのか判らないという方も、ぜひご相談ください

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