親子リレーローンとは?返済負担を和らげて無理のない老後を!
マイホームを購入するためには住宅ローンを借り入れる方がほとんどですが、住宅ローンの中には「親子リレーローン」というものがあります。
今回は、マイホーム購入の際に親子リレーローンの借り入れを検討している方向けに、ローンの概要や注意点、借り換えなどについてご紹介します。
返済方法の幅が広がる親子リレーローンとは?
親子リレーローンとは、金融機関から親子で借り入れて、親子で返していく住宅ローンです。
主に親と同居する住宅の購入資金に利用され、一般的に親が死亡すると住宅ローンは子に引き継がれます。
債務者は親子2人で、親の年齢が条件を満たしていなくても、子の年齢で借り入れ期間を決められるので、高齢者でも住宅ローン審査を申し込めるのが特徴的です。
親子の収入を合算して借り入れられるので、多くの融資を受けられるメリットもありますよ。
親子リレーローン返済のフラット35と都市銀行の特徴
親子リレーローンには、フラット35と都市銀行にそれぞれの特徴があります。
▼フラット35
通常のフラット35の借り入れは、70歳以上の方は申し込みができません。
しかし、親子リレーローンのフラット35なら、借り入れる方が70歳以上でも申し込みできます。
また、親が団体信用生命保険に加入した場合、持ち分や返済の割合には関係なく、親が死亡もしくは高度障害になった場合、残債の全額が完済されます。
ただし注意点は、親の死亡年齢が80歳未満であることと、親の死亡後は子が新たに団体信用生命保険へ加入しなければならないことです。
▼都市銀行
都市銀行の親子リレーローンは、借り入れに親の年収基準があり、公的年金を収入条件として認めない銀行もあります。
団体信用生命保険については、加入を親に認めないケースや、親子での加入を求めるケースなど、銀行によってさまざまです。
親子で保険に加入した場合、親が死亡または高度障害になると親の残債部分のみが保障対象となり、子の残債が完済されることはありません。
親子リレーローンの借り換えポイント
親子リレーローンを利用して借り換えすれば、定年後のローン返済負担を緩和させられるかもしれません。
老後破綻が懸念されるのであれば、金利の低い現在の住宅ローンを利用して、親子で借り換えてみましょう。
金利に加えて返済期間を子の年齢に応じて延ばせるので、月々の返済が楽になるはずです。
ただし、借り換え前に返済期間を延ばすリスケジュールをして、金融機関に破綻懸念者として認識されないように注意してくださいね。
破綻懸念者となると借り換えが難しくなります。
老後の返済が苦しくなったら、リスケジュールの前に親子リレーローンでの借り換えを検討してみましょう。
まとめ
親子リレーローンは、親または子が単独で借り入れるには不可能でも融資可能になり、金額も多めに借りられますよ。
団体信用生命保険の内容や条件は、万が一に備えて事前に要チェックしてくださいね。
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