住宅ローン借入の選択肢のミックスローン!そのメリットとは?
マイホーム購入の際に、多くの人が利用することになるであろう住宅ローン。
初めてですと特に、金利タイプに関して迷う事が多いかと思います。
そこで今回は、住宅ローンの金利タイプの選択で迷っている方に向けて、ミックスローンについて解説します。
住宅ローンの借入の際のミックスローンとは?
住宅ローンの借入では、まず金利タイプをどうするのかを決めなければなりません。
そこで多くの方は固定金利か変動金利のどちらかを選択しますが、さらに「ミックスローン」という選択肢があることも知っておきましょう。
〈「固定金利」と「変動金利」を組み合わせた金利タイプ〉
ミックスローンとは、固定金利と変動金利を組み合わせて住宅ローンの借入をすることです。
固定金利は、借入期間中はずっと同じ金利で固定されます。
一方で変動金利は、社会情勢や経済状況等により半年ごとに見直され、金利が変動するタイプです。
基本的に変動金利のほうが金利は低く設定されていますが、後に金利が上がるかもしれないリスクがあります。
そのため多くの方がどちらにしようか迷うのですが、どうしても決められない方は「ミックスローン」を選択するのもアリです。
借入期間や借入金額は、自分の希望で組み合わせることができます。
〈ミックスローンのメリット:金利変動のリスクを抑えられる〉
変動金利は固定金利よりも金利が低いので魅力的ですが、金利が上昇すると変動金利のリスクを受けて負担が大きくなります。
しかし、もし金利が変わらなかった場合または下がった場合は、固定金利のほうが負担は大きいです。
その際に、ミックス金利を選んでおけば、変動金利のリスクを抑えることができることがメリットです。
〈ミックスローンのデメリット:コストがかかる 管理が大変〉
契約に関する書類や抵当権設定の書類は、ごく一部の金融機関では1通でいいところもありますが、基本的に借入は2口以上となります。
そのため、各住宅ローンで印紙税や抵当権設置費用、手数料等の費用の負担が大きくなってしまうことがデメリットです。
書類もそれぞれに必要なので、同じ書類を2通ずつ記入しなければならないなど、管理が大変です。
ミックスローンが向いている人とは
ミックスローンが向いている人は「共働き夫婦」や「繰り上げ返済を前提としている人」です。
その理由を解説していきます。
〈共働きの夫婦〉
共働きの夫婦は、1人ずつローンを組むペアローンが可能です。
その場合、夫が固定金利、妻が変動金利とすることで、ミックスローンを組むことができます。
〈繰上返済を前提としている人〉
変動金利から優先的に繰上返済を行うことで、金利上昇のリスクを抑えることができます。
逆に、金利が低下している場合、固定金利から先に繰上返済を行うことで、金利支払いのリスクを減らすことも可能です。
このことから、繰上返済を前提としている人も、ミックスローンが向いている人だといえます。
まとめ
ミックスローンは、固定金利と変動金利を自由に組み合わせることができることがポイントです。
また、繰上返済を前提としている方は、固定金利と変動金利、いずれか高い金利の方から繰上返済すれば、金利負担を抑えることができるため、ミックスローンに向いているといえます。
住宅ローン借入の際には、コストがかかるなどのデメリットも理解したうえで、選択肢の1つとしてご検討ください。
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