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新築戸建てと中古戸建ての保証の違いとは?購入前に知っておきたい保証期間を解説

不動産購入コラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア22年

家探しは、物件だけでなく「誰と探すか」も大切です。不動産営業=“売る仕事”と思われがちですが、私にとっては“お客様の将来を一緒に考える仕事”です。お子さまの通学や生活動線、将来のライフプランまで、一緒に想像しながら最適な住まいをご提案しています。小さなご相談でも、どうぞ気軽にお声かけください。

新築戸建てと中古戸建ての保証の違いとは?購入前に知っておきたい保証期間を解説

住宅を購入する際、価格や立地、間取りを重視する方は多いですが、購入後の安心につながる「保証」も大切なポイントです。


特に新築戸建てと中古戸建てでは、保証期間や保証内容に大きな違いがあります。中古戸建ては価格を抑えやすいメリットがある一方で、保証期間が短いケースもあります。購入後に雨漏りや設備の故障が見つかった場合、保証の有無によって修理費用の負担は大きく変わります。


今回は、中古戸建てと新築戸建ての保証の違いについて解説します。

中古戸建ての保証期間はどのくらい?

中古戸建てには、新築住宅のような法律による一律10年間の保証はありません。保証内容は、売主が個人なのか、不動産会社なのかによって大きく異なります。

中古戸建ては個人が売主となるケースが多い

中古戸建て市場では、住み替えや相続などを理由に、個人が売主となって売却するケースが多くあります。個人売主の場合、契約不適合責任は3か月程度に設定されていることが一般的です。


契約不適合責任とは、引渡し後に雨漏りや建物の不具合など、契約内容と異なる問題が見つかった場合に、売主が一定期間責任を負う制度です。ただし、保証期間を過ぎてから不具合が発見された場合、修理費用は買主負担となる可能性があります。

ポイント

中古戸建ては、個人売主の場合「建物の保証は3か月程度」と短いケースが多いため、購入前の確認がとても重要です。

中古戸建ての設備保証は7日程度の場合もある

中古戸建てでは、建物本体とは別に設備保証が付いていることがあります。例えば、次のような設備です。

  • ・給湯器
  • ・エアコン
  • ・換気設備
  • ・インターホン
  • ・キッチンや浴室などの水回り設備


しかし、中古戸建ての設備保証は非常に短く、引渡し後7日程度としているケースもあります。引渡し直後に不具合が分かれば対応できる場合もありますが、しばらく住んでから故障が見つかった場合には、買主負担で修理や交換を行うことになります。


特に給湯器や水回り設備は交換費用が高額になることもあるため、中古戸建てを購入する際は設備の状態も確認しておきましょう。

不動産会社が売主の場合は2年以上

中古戸建ての中には、不動産会社が買い取ってリフォームして販売する「買取再販住宅」もあります。不動産会社が売主となる場合は、法律により2年以上の契約不適合責任を負う必要があります。


個人売主の中古戸建てと比較すると保証期間は長くなりますが、新築戸建ての10年間保証と比べると大きな差があります。

新築戸建ては法律で10年間保証されている

新築戸建てには「住宅の品質確保の促進等に関する法律」、いわゆる品確法による10年間の保証があります。保証対象となるのは、住宅の中でも特に重要な部分です。

  • ・基礎
  • ・柱
  • ・梁
  • ・屋根
  • ・外壁
  • ・雨漏りを防ぐ部分


これらの部分に構造上の欠陥や雨漏りが発生した場合、売主や建築会社が補修を行う義務があります。住宅は長く住み続けるものです。購入後10年間、建物の重要な部分に保証があることは、新築戸建ての大きな安心材料です。

新築戸建てには地盤保証も付いている

新築戸建てでは、建物だけでなく地盤保証が付いていることも一般的です。建築前には地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良をしたうえで建物を建築します。


万が一、不同沈下などの地盤トラブルが発生した場合には、補修費用が保証されます。地盤保証の期間は10年から20年程度、保証額は5,000万円前後となっているケースが多くなっています。建物だけでなく、土地の安全性にも保証がある点は、新築戸建てならではのメリットです。

シロアリ保証やアフターサービスもある

建売会社によって内容は異なりますが、多くの新築戸建てではシロアリ保証も用意されています。保証期間は5年程度が一般的です。また、新築戸建てにはアフターサービスもあります。

  • ・建具の調整
  • ・クロスの補修
  • ・設備の不具合
  • ・定期点検


なお、これらの保証やアフターサービスは、仲介会社ではなく建売会社や売主会社が対応します。そのため、仲介手数料無料で新築戸建てを購入した場合でも、保証内容が変わることはありません。

新築戸建てと中古戸建ての保証を比較

保証内容 新築戸建て 中古戸建て
個人売主
中古戸建て
不動産会社売主
構造部分 10年 3か月程度 2年以上
雨漏り 10年 3か月程度 2年以上
地盤保証 10〜20年程度 基本なし 基本なし
シロアリ保証 5年程度 基本なし 物件による
設備保証 メーカー保証など 7日程度の場合も 物件による
アフターサービス あり 基本なし 物件による

このように比較すると、新築戸建てと中古戸建てでは保証期間に大きな違いがあります。


中古戸建ては価格を抑えやすい反面、保証期間が短いケースがあります。新築戸建ては購入価格だけを見ると高く感じることもありますが、10年保証や地盤保証など、購入後の安心が大きな魅力です。

保証を重視するなら新築戸建ても選択肢

中古戸建てには、価格を抑えられる、希望エリアで見つかりやすいといったメリットがあります。しかし、購入後の修繕リスクや保証期間を考えると、新築戸建ての安心感は大きなメリットです。


特に初めて住宅を購入する方や、子育て世帯の方にとって、購入後の不具合に対する保証があることは安心材料になります。


住宅は購入して終わりではなく、そこから長く暮らしていくものです。価格だけでなく、保証内容や購入後の安心感も含めて比較することが大切です。

仲介手数料無料でも保証内容は変わりません

新築戸建ての保証やアフターサービスは、建売会社や売主会社が対応します。そのため、仲介手数料無料で購入した場合でも、保証内容が変わることはありません。

まとめ

新築戸建てと中古戸建てでは、保証期間や保証内容に大きな違いがあります。中古戸建ては、個人売主の場合は契約不適合責任が3か月程度、設備保証も7日程度というケースがあります。


一方、新築戸建ては品確法による10年間保証をはじめ、地盤保証やシロアリ保証、アフターサービスなど、購入後の安心につながる保証が充実しています。


住宅購入では価格や立地だけでなく、保証内容も大切です。購入後に安心して暮らすためにも、新築戸建てと中古戸建ての保証の違いを理解したうえで、ご自身やご家族に合った住まいを選びましょう。


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