変動金利が7年以上変わらない理由とは?
マイホーム購入の際、多くの方が申し込む住宅ローン。
住宅ローンには、大きく分けると固定タイプと変動タイプがあり、
どちらが良いのかは申し込む方次第で変わります。
そして変動タイプは、市況や世界経済の動きなどに応じて金利が変わるものですが、実は7年以上も変わっていないことをご存知でしょうか。
今回は、申し込む住宅ローンの選択に大きく関わる変動金利が変わらない理由をご紹介します。
金利が変わらない理由を知る前に変動タイプの特徴をおさらい
金利が変わらない理由をご紹介する前に、
まずは変動タイプの金利の特徴をおさらいしましょう。
変動金利には、以下の2つの特徴が挙げられます。
・固定タイプより低い金利が設定されているものの、
返済途中で金利が上がる可能性がある
・金利は半年ごとに見直され、その結果に応じて返済額が変わる
変動型は、返済期間中の返済額が常に一定ではありません。
そのため、仮に返済額が高くなっても無理なく返済できる方に向いていると言えるでしょう。
金利が変わらない理由のキーワードは『短プラ』
変動金利の特徴をおさらいしたところで、
改めて長期間金利が変わらない理由について考えてみましょう。
各金融機関が変動型の金利を決める時の指標に『短期プライムレート(通称:短プラ)』がありますが、これが変わっていないため変動金利も変わらないのです。
2016年2月にはマイナス金利政策が導入されましたが、
この時点で7年も変動型の金利は変わっていませんでした。
そしてその方針は、マイナス金利政策導入後も変わらず、
2018年3月現在も固定されたままなのです。
なお、短プラは各金融機関が独自に決めることができるので、
今後何らかのタイミングで動きがあれば、変動金利も変わるかもしれません。
金利が変わらない理由を知ることは資金計画を立てる上で重要
ここまでのお話で、金利が変わらない理由を知るには短プラを知ることが重要だとお解りいただけたかと思います。
普段の暮らしで、短プラや金融市場の動きを逐一チェックする方はごく一部でしょう。
そのため、いざ住宅ローンを申し込もうとした時に初めて
「短プラ?それって何?」と疑問に思う方も少なくありません。
難しい内容だらけですが、これをしっかり理解することが、無理なく安定した返済ができる資金計画を立てるために欠かせないポイントとなります。
「これだけ長期間金利が変わらないなら、今後も変わらないかも」と
安易に判断して借り入れると、後々返済が苦しくなる可能性もあります。
そのため、住宅ローンを申し込む前には現時点での短プラがどうなっているのか調べ、場合によっては固定金利型へ借り換えることも視野に入れながら資金計画を立てましょう。
まとめ
変動金利を決める指標に短プラがあること、
そして短プラが変わらない限り今以上の低金利が見込めません。
とは言え、それより低い金利の住宅ローンに借り換える場合は手数料もかかりますので、そうした点を踏まえて適切な住宅ローンを選ぶことをおすすめします。
住宅ローンのことも含めたマイホーム購入のご相談は、
横浜マンションライフまでぜひお問い合わせください。