希望の住まいを見つけるための9つの基準を知ろう!後編
前編では、条件の整理・予算の組み方・家や土地の必要な広さについて、中編ではエリア・環境・法規についてご紹介しました。
後編となる今回は、道路の方向・道路の広さ・現地確認についてのご紹介です。
家探しの基準⑦ 道路の方向を考える
東西南北のうち、人気が高いのはやはり日当たりが良い南向きです。
そのため、南向きに大きな窓を設けやすい南道路に面した家や土地を希望する方が多いですが、その分価格は四方向の中でも高く設定されます。
一方、四方向の中で一番日の光が届きにくいのが北道路で、人気もあまりありません。ただし、リビングを2階にしたり吹き抜けを造ったりするなど工夫を凝らせば、北道路に面した家や土地でも問題なく日当たりが良い家にすることも可能です。また、不人気であるがゆえに物件価格が安く設定されている点もポイントです。
家探しをする際は、気になった物件に面する道路がどの方角にあるのかもぜひチェックしてください。
家探しの基準⑧ 道路の広さを考える
先ほどは道路の向きについてお話しましたが、今度は道路の広さです。
昔からある住宅街を通る時、「ここは道幅が狭いな」と思ったことはありませんか?
新しい分譲住宅地は道幅が5~6mほどと広く造られていますが、古い住宅街はそれより狭い幅で造られた道路もあります。
その中でも、幅が4mに満たない道に土地が面している場合、道路の中心線(白やオレンジで引かれた真ん中の線)から2m以上距離を空けないと家を建てることができません。
この決まりをセットバックと言います。
さらに幅が4m以上ある道路に面している場合は、面している部分の土地の幅が2m以上なければいけません。
なお道路の広さを調べる時は、その道が建築基準法上では私有地や用水路などにあたるかどうか、車を出し入れする時に気になる段差があるかどうかも確認しましょう。
(※私有地や用水路などにあたる道路は建築許可が下りないため)
家探しの基準⑨ 現地を確認する
インターネットの物件情報や不動産会社が提示した資料を見て「良さそうだな」と思った物件でも、実際に現地で見てみると印象が変わることは珍しくありません。
反対に、「なんだかピンと来ないけれど、とりあえず見てみようかな」と思った物件が意外と良い印象を受けるケースもあります。
そのため、現地へ赴いて確認することはとても重要です。
現地確認では、物件そのものの状態はもちろんのこと、周辺施設・環境・交通量など、生活圏となる街の雰囲気や様子もチェックします。
駅やスーパーなどから家までの道のりは、毎日のように通る生活道路となるため、歩きやすいかどうか確認することも忘れてはいけません。
また、現地確認は一度きりではなく複数回行うことがおすすめです。
最初に見学したのが休日の昼間なら今度は会社帰りの夜に、晴れの日に見学したなら雨の日も行ってみるなど、見学するタイミングの条件を変えるとなお良いですよ。
気になる物件が複数ある場合は、同じ条件で現地確認をしたうえで比較すると、違いがより分かりやすくなります。
まとめ
前編・中編・後編と3記事に分けて、9つの家探しの基準をご紹介しました。
これからマイホームを購入する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
横浜市保土ケ谷区の不動産物件探しは、当社までお気軽にお問い合わせください。