
「道は狭い。坂もある。でも、保土ヶ谷駅には価格が抑えられた戸建てがある」
「道は狭い。坂もある。でも、保土ヶ谷駅には価格が抑えられた戸建てがある」
横浜で家探しをしていると、 「保土ヶ谷駅って、駅徒歩圏なのに意外と安い新築戸建てがある」 と感じたことがある方も多いと思います。もちろん理由はあります。保土ヶ谷駅周辺は、 坂が多い・道が狭い・古い住宅街が多い という特徴があるからです。
ただ逆に、その条件があるからこそ、 “普通なら高くなる立地”で、価格が抑えられた物件 が見つかるエリアでもあります。
今回は、保土ヶ谷駅・戸塚駅・東戸塚駅・大船駅を比較しながら、 「なぜ保土ヶ谷には価格が抑えられた物件が多いのか」を、不動産会社目線で解説します。
戸塚・東戸塚・大船は「整った街」

戸塚、東戸塚、大船は、区画整理や大型開発、商業施設、マンション開発が進んだ “整った街”です。
- 大型商業施設がある
- バスターミナルが整っている
- 道路が広い
- 大規模マンションが多い
- 駅前の利便性が高い
街としては非常に便利ですし、人気が高いのも納得できます。
ただ、その代わり「駅近戸建て」が少ない

ここが大きな違いです。
東戸塚や戸塚、大船は、駅前の商業地域が広いため、 駅近=マンション・商業施設中心 になりやすいです。
駅徒歩10分以内で戸建てを探すと、そもそも物件数が少ない。
さらに、平坦・道路が広い・区画が綺麗・整備された街並みという条件も加わるため、 価格はかなり上がりやすくなります。
特に大船や東戸塚は、 「駅近戸建て=高級ゾーン」に近い感覚があります。
保土ヶ谷駅周辺は、駅の近くまで住宅街

一方、保土ヶ谷駅周辺はかなり特徴的です。
保土ヶ谷は、昔ながらの住宅街、細い道路、坂道、小さい街区が、 駅の近くまで広がっています。
- 桜ヶ丘
- 霞台
- 岩崎町
- 瀬戸ヶ谷町
- 岩井町
このあたりは、保土ヶ谷らしさが強く残る住宅街です。
道が狭い。でも、その代わり価格が抑えられる

本来、横須賀線沿線で駅徒歩10〜15分圏内、第一種低層住居専用地域、 落ち着いた住宅街という条件は、価格が上がりやすいです。ただ保土ヶ谷では、坂・細街路・古い街区という条件があることで、 価格が少し現実的になります。
“立地はかなり良い。でも完璧ではない”
そんな物件が出やすいのが、保土ヶ谷駅周辺の面白さです。
「完璧じゃない家」が、逆に刺さる
最近は、駅前タワマンや大規模開発、ピカピカに整備された街だけを求める人ばかりではありません。
- 静かな住宅街が好き
- 落ち着いた雰囲気がいい
- 景色を重視したい
- 人通りが少ない方が落ち着く
- 多少クセがあっても価格を抑えたい
そういう方にとって、保土ヶ谷の住宅街はかなりハマります。
実際に歩くと、空気感が良い場所も多い

保土ヶ谷は、道が狭い・坂が多いという部分だけ切り取られがちです。でも実際に歩くと、空が広く、高台の抜け感があり、静かで緑も多い。 昔ながらの住宅街の雰囲気が残る場所もかなり多いです。
特に桜ヶ丘や霞台周辺は、“横浜の住宅街らしさ”が色濃く残っています。整いすぎていない。でも、その不完全さが妙に落ち着く。そんな空気感があります。
「道が狭い=ダメ」ではない
もちろん、大きな車に乗っている方や、毎日車移動をする方、 駐車が苦手な方には向かないケースもあります。
ただ逆に、 「その条件を受け入れれば、駅近に住める」 という考え方もあります。実際、不動産は“完璧な条件”ほど価格が上がります。 だからこそ大切なのは、
「どこを優先して、どこを許容するか」
保土ヶ谷駅周辺は、そのバランスがかなり面白いエリアだと思います。
