すまい給付金の給付要件は?対象者は?

不動産購入コラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア21年

これまでの経験を活かして、より良いサービスを提供するよう心がけております。大切な資産である不動産を信頼してお任せいただき、安心して手続きを進めていただけるようサポートいたします。

マイホーム購入の際は、住宅ローン減税制度と合わせてすまい給付金制度を利用することで、住宅所得に伴う負担を軽減することができます。

ただし、すまい給付金を受け取るにはいくつかの条件があり、それをクリアしなければなりません。

今回は、すまい給付金を受け取るための給付要件について解説します。


すまい給付金のイメージ


すまい給付金の給付要件① 対象者


まず、すまい給付金の申請と受け取り対象者は以下の方です。

 

・住宅を取得した方かつ、登記上の持ち分を保有し、取得した住宅に実際済んでいる方

(持ち分確認は不動産登記簿で、居住確認は住民票で行います。)

・収入が一定額以下

(消費税8%時…510万円以下、10%時…775万円以下)

・住宅ローンを利用せずに現金で購入した場合は50歳以上の方

 

なお収入額に関しては、対象者が扶養しているご家族の人数によって変わります。

また、消費税が10%に増税されると、給付対象の収入目安額が650万円以下(都道府県民税の所得割額が13.30万円以下の場合)という要件も追加されますので、その点にもご注意ください。

 

すまい給付金の給付要件② 対象物件


すまい給付金の対象物件のイメージ


すまい給付金を受け取るためには、対象者だけでなく対象物件の要件も満たなくてはいけません。

主な要件は「消費税引上げ後の税率が適用されている住宅」「床面積が50㎡以上」「第三者機関の検査を受けた住宅」となります。

これに加え、対象物件が新築か中古かで要件も変わります。

以下に、新築・中古それぞれの要件をまとめました。

 

《新築住宅》

・住宅ローンの利用あり…建築途中に第三者の現場検査を受けて、一定の品質が確認されている住宅であること。

・住宅ローンの利用なし…フラット35Sと同等の基準を満たす住宅であること。

 

《中古住宅》

・売主が不動産会社(宅地建物取引業者)であること。

・住宅ローンの利用あり…売買時に第三者の現場検査を受けて、一定の品質が確認されている住宅であること。

 

中古住宅の要件で売主を不動産会社に限定している理由は、購入時に消費税が課税されるためです。

すまい給付金は消費税増税による負担を軽減する目的があるため、消費税が非課税となる個人間売買は給付対象外となりますので、その点にご注意ください。


【関連記事】

すまい給付金の給付要件は?対象者は?


・住宅購入コラム一覧

 

まとめ


すまい給付金の給付要件内容についてご説明いたしました。

マイホーム購入後にすまい給付金の申請を考えている方は、ご自身が対象者となるのか、また購入予定の物件が給付の対象物件となるのか、事前にしっかり確認しましょう。

横浜マンションライフでは、保土ケ谷区の一戸建て購入のご相談も承っております。

新築・中古一戸建ての物件探しや、住宅ローン・すまい給付金に関するご相談は、ぜひお寄せください。

”不動産購入コラム”おすすめ記事

  • 住宅取得資金贈与の特例をご紹介!税制改正はどう変わる?の画像

    住宅取得資金贈与の特例をご紹介!税制改正はどう変わる?

    不動産購入コラム

  • 新築戸建ての仲介手数料はどうなる?無料になる場合を解説の画像

    新築戸建ての仲介手数料はどうなる?無料になる場合を解説

    不動産購入コラム

  • 保土ヶ谷区・旭区・瀬谷区でお花見を楽しもう!新居近くのおすすめスポットを解説の画像

    保土ヶ谷区・旭区・瀬谷区でお花見を楽しもう!新居近くのおすすめスポットを解説

    不動産購入コラム

  • 不動産購入で重要事項説明は必須!チェックポイントを解説の画像

    不動産購入で重要事項説明は必須!チェックポイントを解説

    不動産購入コラム

  • マイホームの災害保険は必要?地震保険と火災保険の重要性と選び方の画像

    マイホームの災害保険は必要?地震保険と火災保険の重要性と選び方

    不動産購入コラム

  • 新築戸建ての内覧会で何を確認すべき?便利な持ち物リストをご紹介の画像

    新築戸建ての内覧会で何を確認すべき?便利な持ち物リストをご紹介

    不動産購入コラム

もっと見る