礼儀を重んじる岩崎中学校は生徒の力で大きな改革が成し遂げられた学校
岩崎中学校は、保土ケ谷公園から程近い住宅地に建っています。
戦後間もない1947年(昭和22年)に創立し、昨年70周年を迎えた岩崎中学校は、運動部が10、文化部が8と計18の部活が盛んな学校です。
今回は、この岩崎中学校についてご紹介します。
岩崎中学校は部活動を通じて人として大切なことも身につける
岩崎中学校では、朝や放課後など毎日各部活が一生懸命練習しています。
校舎の中や校庭・体育館など学校のあちこちから聞こえる生徒たちの声は、元気いっぱいで楽しく活動していることが伝わってきます。
そんな岩崎中学校では、活動時の目標として生徒の内面を成長させることも掲げているそうですよ。
例えば野球部は、技術の向上だけでなく学習・礼儀・マナーの向上にも努めることを、バスケットボール部では仲間を愛し大切にする心を持つことなども目標にしています。
技術は練習を重ねれば上達しますが、それだけでは足りないこともあります。
教えてくれる先生や共に頑張る仲間たちへの思いやり、いつも支えてくれる家族や地域の方々などへの感謝の気持ち、同じ土俵で戦うライバルへの敬意を持つことも、技術の向上には欠かせません。
こうして技術面・内面ともに成長した岩崎中学校の生徒たちは、多くの大会で輝かしい成績を修めています。
部活を通じて人として大切なことを多く身につけられる岩崎中学校なら、卒業する頃にはご両親も驚くほど立派に成長していることでしょう。
生徒たちが頑張って実現した岩崎中学校の自由服
通常、中学生になると制服の着用が義務付けられますよね。
しかし岩崎中学校では、制服ではなく私服で登校する『自由服』という制度があることをご存知でしょうか。
今から27年前の1991年(平成3年)、当時の生徒会長が選挙に立候補した際の公約として自由服の実現を掲げたことをきっかけに、生徒たちの間でも自由服の検討を求める動きが広がりました。
その後、生徒総会での意見交換、生徒会本部によるアンケート、お試し期間の実施を経て、1992年(平成4年)の臨時総会でついに自由服の採用が決定されたのです。
自由服については、1995年(平成7年)の臨時生徒総会で一度見直しが行われたそうですが、引き続き採用することが決まり現在に至っています。
校則を変えること、ましてや私服登校を認めてもらうことは決して簡単なことではありません。
それを岩崎中学校の生徒たちは、行動を起こして要望の実現に向けて一つ一つやるべきことを真剣に取り組み、先生たちに認めてもらったのです。
なお、制服は完全廃止になったのではなく、特別な行事の時などは制服(標準服)を着用することが決められているそうですが、それ以外は私服登校でも構いません。
当時の先輩たちの行動力、生徒の自主性を尊重した先生たち、そして自由の裏には責任があることを忘れない今の生徒たちの自律心と、この制度にはたくさんのすばらしい想いが込められているんですね。
まとめ
礼儀・行動力・自主性・自律心など、人として大切なことを学べる環境にある岩崎中学校は、充実した中学校生活が送れるでしょう。
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