住宅ローンの繰り上げ返済のコツを紹介!タイプやタイミングを押さえよう
住宅ローンに代表されるローンでは、元金が多くなるほど支払わなければならない利息も多くなります。
元金を早く減らしたいとお考えならば、「繰り上げ返済」がおすすめです。
この記事ではローンを利用してのマイホーム購入を検討中のファミリー向けに、繰り上げ返済のコツを紹介します。
住宅ローンの繰り上げ返済のコツ① 2つのタイプを理解する
繰り上げ返済とは月次の返済とは別に、住宅ローンの元金の一部を追加で返済できる制度です。
元金をベースに数%の割合で発生する利息の制度上、元金の減るスピードを速くするほど最終的に支払わなければならない利息の合計額も減らせます。
繰り上げ返済は、「期間短縮型」および「返済額軽減型」の2タイプに分かれます。
期間短縮型は、繰り上げる金額分の返済期間を減らせるタイプの方法です。
一方、返済額軽減型を選べば、繰り上げる金額に応じて月次返済額を減らせます。
繰り上げ後の元金で月次の返済額を再計算するためです。
支払う利息のカットを狙うのであれば、期間短縮型が有効です。
35年ローンで3,000万円を借り入れる家庭において、融資開始10年後に約300万円繰り上げて返済するケースを見てみましょう。
期間短縮型であれば、返済期間を45か月短縮した結果、総利息額を約95万円抑えられます。
返済額軽減型なら月次の返済額を約1万1,580円、総利息額を約47万円減らせます。
住宅ローンの繰り上げ返済のコツ② 早いタイミングで行う
繰り上げ返済をするコツは、できるだけ早いタイミングで行う点にあります。
元金がまだ多く、将来的に支払うべき利息も多く残っているためです。
先の例に挙げた家庭が10年後ではなく20年後に同じ金額で繰り上げ返済した場合、減らせる利息額は約51万円まで下がってしまいます。
とはいえ、ほかの目的の貯金を削ってまで返済に充て、不慮の事態に対応できなくなっては本末転倒です。
返済能力に余裕を持っているタイミングで行うに留めるのがコツです。
また、繰り上げ返済には5,000~30,000円の手数料がかかるケースもあります。
手数料の額は金融機関によって異なるほか、インターネットでの手続きならほぼ無料に抑えられる金融機関も少なくありません。
借入前の時点ですでに繰り上げを狙っているなら、繰り上げ返済しやすい金融機関で住宅ローンを組めるよう、あらかじめ調べておきましょう。
住宅ローン控除での減税措置も併せて利用する場合、利息が1%になるまで繰り上げ返済を行うのがコツです。
まとめ
住宅ローンの月次返済に追加して返済を行う繰り上げ返済制度を利用すれば、最終的に支払うはずだった利息分を減らせます。
期間短縮型および返済額軽減型の2タイプがあるほか、早めのタイミングで行えばさらに有効です。
このようなコツを押さえて、住宅ローンを利用したマイホーム購入を有利に進めましょう。
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