
住宅ローン金利が上昇中|固定3%時代で「家が買えなくなる人」が増える理由
住宅ローン金利が上昇中|固定3%時代で「家が買えなくなる人」が増える理由
住宅ローン金利の上昇が、いよいよ“現実的な問題”になってきました。
2026年5月、三菱UFJ銀行は10年固定金利を3.15%へ引き上げ。三井住友銀行は3.25%、みずほ銀行は2.95%と、大手銀行が一斉に金利を上げています。
ここ1年での上昇幅は約1.5%。
これまでの低金利環境とは明らかに流れが変わっています。
固定だけじゃない。変動金利にも上昇圧力

メガバンクの住宅ローン金利推移(※MFSデータをもとに作成)
「変動金利ならまだ低いから大丈夫」と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
日銀の利上げの影響を受け、変動金利にもじわじわと上昇圧力がかかっています。
実際、メガバンクの変動金利は平均で1.0%台まで上昇。
これは約15年ぶりの水準です。
現在、住宅ローン利用者の約8割が変動金利を選んでいますが、 その前提となる「低金利が続く」という環境は、確実に変わり始めています。
このグラフを見ると分かる通り、固定金利は明確な上昇トレンドに入り、変動金利も遅れて上がり始めています。
一番影響が大きいのは「審査金利」

今回の動きで見逃せないのが「審査金利」です。
住宅ローンの審査では、実際に借りる金利よりも高い金利で返済可能かをチェックします。
これがいわゆる「審査金利」です。
そして今、この審査金利が引き上げられています。
金利上昇を受けて、銀行側もリスク管理を強化しているためです。実際に複数の大手銀行は、借入可能額を算出する際の基準となる
「審査金利」を引き上げる動きを見せています。
これは、将来的な金利上昇を織り込んだ判断です。つまり銀行としては、「これまでと同じ条件では貸せない」状況になっているということです。
その結果、同じ年収でも借入可能額は確実に下がっていきます。
今の条件でどのくらい借りられるか、実際の物件を見ながら確認してみませんか?
※同じ年収でも借入額が変わっています。
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住宅価格は高止まり。ダブルパンチの状態
さらに厳しいのが、住宅価格がまだ下がっていないことです。
首都圏の新築マンションは平均9,000万円超。戸建ても高止まりが続いています。
今の住宅市場は、
- 金利が上がる(支払いが増える)
- 審査が厳しくなる(借入額が減る)
- 価格は高いまま
という、完全に逆風の状態です。
なぜ「50年ローン」が増えているのか

この状況の中で増えているのが、返済期間の長期化です。特に「50年ローン」はここ数年で一気に増えています。
住宅金融支援機構の調査によると、 2025年度は「50年」が34.0%を占め、一般的とされる「35年」と同水準に並びました。
さらに、前年度から12.1ポイント増という異例の伸びです。変動金利ではその傾向はさらに強く、 「50年」が57.5%と過半数を占め、最も選ばれる返済期間になっています。
ただしこれはあくまで“月々の負担を抑えるための手段”です。
- ・総支払額は増える
- ・元本が減りにくい
- ・売却時に不利になる可能性がある
といったリスクも理解しておく必要があります。
これから家を買う人が考えるべきこと

今の環境では、「なんとなく買う」は危険です。
大事なのは、借りられる金額ではなく、 無理なく返せる金額で判断すること。
そしてもう一つは、金利が上がる前提で考えることです。最低でも0.5%〜1%の上昇は想定しておくべきです。
その上で、エリアや物件のバランスを見直すことが重要です。
保土ヶ谷区・旭区・瀬谷区は、横浜市の中でも価格と広さのバランスが取りやすく、 現実的な選択肢になりやすいエリアです。
今のような市況では、こうしたエリア選びが大きな差になります。
結論:「早く買うべきか?」の答え

結論はシンプルです。
「人による。でも確実に難易度は上がっている」
これが今の住宅市場のリアルです。
- ・金利は上がる方向
- ・審査は厳しくなる
- ・買える人は減っていく
つまり、今の条件で買える人は、それだけで有利な立場にいるとも言えます。
最後に
住宅ローンの環境は、ここ1〜2年で大きく変わっています。だからこそ今は、 「いくら借りられるか」ではなく、 「どう買うかで、100万円単位の差が出る時代です。」
無駄なコストを減らし、現実的な資金計画を立てること。 それがこれからの家探しでは大きな差になります。だからこそ、最初の判断を間違えないことが重要です。

