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子育て世帯は注目。新築戸建てで使えるフラット35ポイント制度とは?

住宅ローンコラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア22年

家探しは、物件だけでなく「誰と探すか」も大切です。不動産営業=“売る仕事”と思われがちですが、私にとっては“お客様の将来を一緒に考える仕事”です。お子さまの通学や生活動線、将来のライフプランまで、一緒に想像しながら最適な住まいをご提案しています。小さなご相談でも、どうぞ気軽にお声かけください。

子育て世帯は注目。新築戸建てで使えるフラット35ポイント制度とは?


最近の新築戸建ては、ただ「家を買う」だけではありません。ZEH住宅、長期優良住宅、省エネ性能――。住宅性能が上がったことで、住宅ローンの“金利優遇”まで受けられる時代になっています。その代表が「フラット35のポイント制度」です。


子育て世帯やZEH住宅など、条件を満たすことでポイントが加算され、一定期間金利が引き下げられます。しかも最近の建売住宅は、ZEH水準住宅や長期優良住宅対応の物件も増えており、「建売でも十分対象になる」ケースが増えています。


今回は、新築戸建てに絞って、フラット35のポイント制度を分かりやすく解説します。

フラット35のポイント制度とは?


フラット35のポイント制度とは、条件を満たした場合に“ポイント”が加算され、そのポイント数に応じて一定期間金利が引き下げられる制度です。


1ポイントにつき、当初5年間の金利が年▲0.25%引き下げられます。

  • 1ポイント → 年▲0.25%
  • 2ポイント → 年▲0.50%
  • 3ポイント → 年▲0.75%
  • 4ポイント → 年▲1.00%

なお、当初5年間で使えるのは最大4ポイントまで。5ポイント以上ある場合は、6年目以降へ繰り越されます。つまり、単純に「フラット35は金利が高い」で終わるのではなく、条件によっては最初の返済負担を大きく抑えられる可能性があります。

新築戸建てで対象になりやすいポイント


新築戸建ての場合、特に関係してくるのが以下の3つです。

【フラット35】子育てプラス

子育て世帯や若年夫婦世帯を対象にした制度です。

  • 子ども1人で1ポイント
  • 子ども2人で2ポイント
  • 子ども3人で3ポイント

最近は20代〜30代で新築戸建てを購入する方も多く、この制度に該当するケースはかなり増えています。

【フラット35】S

住宅性能によってポイントが付与される制度です。最近の建売住宅では、この対象物件がかなり増えています。

  • ZEH住宅 → 3ポイント
  • 長期優良住宅など(金利Aプラン) → 2ポイント
  • 金利Bプラン → 1ポイント

「建売住宅=性能が低い」というイメージを持たれることもありますが、最近は省エネ性能の高い建売住宅がかなり増えています。

【フラット35】維持保全型

長期優良住宅など、維持管理・耐久性に配慮された住宅が対象です。長期優良住宅なら、さらに1ポイント加算されます。


つまり、ZEH・長期優良住宅・子育て世帯の組み合わせが重なることで、かなり大きな金利優遇になるケースがあります。

実際の組み合わせ例


例えば、以下の条件に当てはまる新築戸建ての場合を見てみましょう。

  • 子ども1人
  • ZEH住宅
  • 長期優良住宅

この場合、

  • 子育てプラス → 1ポイント
  • ZEH → 3ポイント
  • 維持保全型 → 1ポイント

合計5ポイント

この場合、当初5年間は年▲1.0%、6〜10年目は年▲0.25%の優遇になります。

最近の新築戸建てでは、この条件に近い物件も珍しくありません。

フラット35は高い。でも“最初の5年間”は見え方が変わる


2026年5月時点のフラット35金利は、以下のようになっています。

融資率 金利
9割以下 年2.710%
9割超 年2.820%

変動金利と比べると、確かに高く感じます。

ただし、ポイント制度を使うと話は変わります。

9割超・年2.820%で5ポイント適用の場合

  • 当初5年間 → 年1.820%
  • 6〜10年目 → 年2.570%
  • 11年目以降 → 年2.820%

つまり、「最初からずっと2.8%」ではありません。特に、子育て世帯+ZEH住宅+長期優良住宅の組み合わせでは、最初の返済負担をかなり抑えられる可能性があります。

建売住宅でも対象になる?


ここは非常に重要です。

フラット35のポイント制度は、「注文住宅だけの制度」と思われがちですが、実際は違います。

最近の新築戸建ては、以下のような仕様が増えています。

  • ZEH水準住宅
  • 長期優良住宅
  • 断熱等級5以上
  • BELS取得

特に大手パワービルダー系でも、ZEH水準や長期優良住宅対応物件がかなり増えています。つまり、「普通の建売住宅を買ったつもりが、実は金利優遇対象だった」というケースも珍しくありません。


今後は、物件価格だけではなく、“どんな金利優遇が使えるか”まで含めて比較する時代になっていきそうです。

注意点もある

もちろん、良いことばかりではありません。

  • 物件によって対象外もある
  • 金融機関によって条件差がある
  • 制度内容が変更される可能性がある
  • 金利は変動より高い

また、長期間固定金利になるため、「安心」を取るか、「低金利」を取るかは家庭ごとに考え方が分かれます。

まとめ

今の新築戸建ては、「価格」だけではなく、“住宅性能でローン条件が変わる時代”になっています。特に子育て世帯は、フラット35のポイント制度を活用することで、当初の返済負担を大きく抑えられる可能性があります。


そして最近の建売住宅は、ZEHや長期優良住宅対応も増えているため、「建売だから対象外」という時代ではありません。


新築戸建てを検討する際は、物件価格だけではなく、「どんな金利優遇が使えるか」まで確認しておくのがおすすめです。

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