不動産査定を行う時に使われる3つの方法をご存知ですか?

不動産売却コラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア21年

これまでの経験を活かして、より良いサービスを提供するよう心がけております。大切な資産である不動産を信頼してお任せいただき、安心して手続きを進めていただけるようサポートいたします。

これまで暮らしたマイホームを売却すると決めたら、

一番気になるのは「この家はいくらくらいで売れるだろうか?」

ということではないでしょうか。


その目安を知るために大切なことが、売却前に行う不動産査定です。

不動産査定では、様々なポイントをチェックして結果を算出しますが、

その方法は3つあります。


今回は、不動産査定で用いられる3つの方法をご紹介します。


不動産査定を行う人


不動産査定で用いられる方法① 原価法


原価法とは、土地を購入する時にいくらかかったのか、そして建物を建てる時にいくらかかったのか原価を積み上げて不動産の価格を査定する方法で、積算法とも呼ばれます。

これは、「同じ建物をもう一度建てるとするとどれだけお金がかかるのか」という考え方で計算し、そこから築年数に応じて下がった価値を差し引きます(減価修正)

もしリフォーム履歴があるのなら、その点も考慮して算出できるため、売主様にとってはコストも含めた現時点の不動産価値が判りやすいというメリットがありますよ。


不動産査定で用いられる方法➁ 取引事例比較法


取引事例比較法とは、売却予定の物件と似た条件の物件がいくらで成約となったのか参考にする方法です。

売却予定の物件の築年数・建物の状態・周辺環境などの条件と、過去の取引事例を合わせて査定価格を算出するこの方法は、中古物件の不動産査定で広く用いられています。

売主様にとっては、過去の取引事例を確認することで「なるほど、この条件ならこのくらいの価格で売れたんだな」と納得しやすいでしょう。


不動産査定で用いられる方法③ 収益還元法


収益還元法で不動産査定を行う


売却予定の物件を最高収益が上がる方法で賃貸したと仮定した場合、その収入に対して適切な収益率が得られる価格を算出する方法です。

不動産投資を行う場合の妥当な金額が判りやすいというのが、売主様にとってのメリットと言えるでしょう。


まとめ


不動産査定にまつわる方法として、原価法・取引事例比較法・収益還元法の内容と売主様が得られるメリットをご紹介しました。

また、この3つの査定方法には以下のポイントもあります。

 

・原価法と取引事例比較法は、原価や取引事例額が上昇すると査定額も上昇

 しやすく、時には非現実的な査定結果となることもある。

・収益還元法は賃料が根拠となっているため、非現実的な査定価格となりに

 くい。

 

不動産査定を行う時は、この点もぜひ覚えておきましょう。

 

横浜マンションライフではマイホーム売却に関するご相談も承っております。

難しい不動産査定についても丁寧にご説明しながら売却をサポートいたしますので、保土ケ谷区でマイホーム売却をご検討中の方は、ぜひご相談ください


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