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建売住宅の約4割が「長期優良住宅」の時代に|今、家選びが変わっている 

不動産購入コラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア22年

家探しは、物件だけでなく「誰と探すか」も大切です。不動産営業=“売る仕事”と思われがちですが、私にとっては“お客様の将来を一緒に考える仕事”です。お子さまの通学や生活動線、将来のライフプランまで、一緒に想像しながら最適な住まいをご提案しています。小さなご相談でも、どうぞ気軽にお声かけください。

建売住宅の約4割が「長期優良住宅」の時代に|今、家選びが変わっている 

「長期優良住宅の建売って、最近かなり増えてませんか?」

実際に新築戸建てを探していると、長期優良住宅・耐震等級3・住宅性能評価取得・ZEH水準省エネ住宅などの言葉を見る機会が、一気に増えています。

そして実際に、国土交通省のデータでも、新築戸建ての約4割が長期優良住宅という時代になっています。

昔の建売住宅は「価格重視」のイメージが強かったですが、今は完全に変わり始めています。

この記事では、建売住宅で長期優良住宅が増えている理由、普通の建売との違い、メリット・デメリット、今後の住宅市場について、横浜エリアで新築戸建てを多く見ている視点から分かりやすく解説します。

新築戸建ての約4割が「長期優良住宅」

国土交通省によると、2024年度の新築戸建て住宅における長期優良住宅認定の割合は39.3%となっています。

新築戸建てに占める長期優良住宅の割合

39.3%

約10棟に4棟が長期優良住宅

しかもこの割合は、5年連続で過去最高を更新しています。

以前は「長期優良住宅=一部の高級住宅」というイメージもありましたが、現在は違います。

特に最近の建売住宅では、耐震性能・断熱性能・省エネ性能を強化した“高性能建売”が急増しています。

なぜ建売住宅で長期優良住宅が増えているのか?

①「安いだけ」では売れなくなった

昔の建売住宅は、とにかく価格重視で、性能は最低限というケースも多くありました。

ただ現在は、住宅価格高騰、金利上昇への不安、光熱費上昇、地震リスクなどから、「長く安心して住める家」を重視する人が増えています。

そのため建築会社も、長期優良住宅・耐震等級3・断熱等級5以上・制震ダンパーなどを採用し、“性能”を前面に出すようになっています。

② 住宅ローン控除など優遇が大きい

長期優良住宅には、住宅ローン控除、登録免許税、固定資産税、不動産取得税などで優遇があります。

長期優良住宅は、性能面だけでなく税制面でもメリットがある住宅です。

特に横浜エリアのように、5,000万円〜7,000万円台の新築戸建てが増えている地域では、この差は意外と大きくなります。

③ 大手パワービルダーが一気に増やしている

最近は、大手・中堅の建売会社でも、長期優良住宅仕様がかなり増えています。

つまり今は、一部の高級住宅だけではなく、“建売住宅の標準性能”が上がっている状態です。

長期優良住宅って何が違うの?

簡単に言うと、長期優良住宅とは、長く安心して住めるよう、国の基準をクリアした住宅です。

主な基準には、以下のようなものがあります。

・耐震性

・劣化対策

・省エネ性

・維持管理性

つまり、建てたら終わりではなく、長く使う前提で作られている住宅です。

一番大きいのは「耐震性能」

建売住宅の長期優良住宅では、耐震等級3を取得しているケースが非常に多いです。

耐震等級3は、消防署や警察署など防災拠点となる建物と同レベルの耐震基準です。

地震が多い日本では、かなり大きな安心材料になります。

ただし「長期優良住宅=完璧」ではない


ここはかなり重要です。

最近は「長期優良住宅だから安心」と思う人も増えていますが、実際はそう単純ではありません。

例えば、以下のような要素は別問題です。

・駅距離

・周辺環境

・坂道

・日当たり

・土地形状

・前面道路

・街並み

つまり、「建物性能」と「土地の強さ」は分けて考える必要があります。

横浜では“土地の価値”もかなり重要

横浜エリアで実際に物件を見ると、長期優良住宅かどうか以上に、駅徒歩10分圏内、平坦アクセス、第1種低層住居専用地域、整った街並みなどの方が、将来的な資産価値に影響するケースも多いです。

例えば同じ長期優良住宅でも、急坂エリア、駅遠、密集地では、将来的な人気が分かれる可能性があります。

今後は「性能だけでは差別化できない」時代になるかもしれません。

これから建売住宅は二極化する?

個人的には、建売住宅は今後かなり二極化していくと思います。

① 高性能建売

  • 長期優良住宅
  • 耐震等級3
  • 高断熱
  • 制震装置
  • 省エネ性能

② 価格重視の建売

  • 狭小地
  • 駅近
  • コスト重視

特に今後は、住宅価格が高いからこそ、「失敗したくない」という人が増えるため、“性能”を重視する流れはさらに強くなりそうです。

逆に言うと「6割はまだ長期優良住宅ではない」

ここもポイントです。

現在は約4割まで増えましたが、逆に言うと、まだ約6割は長期優良住宅ではないとも言えます。

そのため、耐震等級、断熱性能、劣化対策、住宅性能評価などは、しっかり確認した方が安心です。

まとめ

現在、新築戸建ての約4割が長期優良住宅となり、建売住宅は“性能で選ぶ時代”に変わり始めています。昔のような「建売=安いだけ」という時代ではなく、耐震性、省エネ性、メンテナンス性、将来的な資産価値まで重視されるようになっています。


ただし本当に大切なのは、「性能+立地+価格」のバランスです。特に横浜エリアでは、駅距離、坂、用途地域、街並みによって、将来的な価値が大きく変わるケースもあります。


「長期優良住宅だから安心」ではなく、“どこに建っているか”まで含めて考えることが、後悔しない家探しにつながります。

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