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売りやすい家で一番重要なのは「高く買わないこと」

不動産購入コラム

梅澤 英孝

筆者 梅澤 英孝

不動産キャリア22年

家探しは、物件だけでなく「誰と探すか」も大切です。不動産営業=“売る仕事”と思われがちですが、私にとっては“お客様の将来を一緒に考える仕事”です。お子さまの通学や生活動線、将来のライフプランまで、一緒に想像しながら最適な住まいをご提案しています。小さなご相談でも、どうぞ気軽にお声かけください。

売りやすい家で一番重要なのは「高く買わないこと」


「将来売りやすい家を買いたい」

最近は、こういう相談がかなり増えました。物価上昇や住宅ローン金利の話題も増え、 “買った後の資産価値”を気にする方が本当に多いです。


でも、不動産の現場で感じるのは、


売りやすい物件を探す前に、

“高く買わないこと”が一番重要 


もちろん、駅徒歩、平坦アクセス、第一種低層住居専用地域、学区、南道路、開放感などは大切です。 ただ、どんなに条件が良くても、相場より高く買ってしまうと、売却時に苦しくなるケースがあります。

不動産は結局、“相場”の世界だからです。

「良い家」と「売れる家」は少し違う

お洒落なデザイナーズ住宅、こだわり抜いた注文住宅、建物にかなりお金をかけた家は、 住む満足度は高いです。ただ中古市場では、建物へのこだわりが価格に反映されにくいケースもあります。


なぜなら、中古住宅を探している人は、新築より価格を抑えたい、学区や駅距離など立地を重視したい、 リフォーム前提で考えている人が多いからです。


特に横浜では、 「新築は高い。でもこのエリアに住みたい」 という理由で中古を選ぶケースも多いです。そのため中古市場では、建物の豪華さより、立地、駅距離、用途地域、学区、土地条件の方が 重視されやすくなります。


結果として、建物にお金をかけ過ぎた家より、 “立地が強い家”の方が売りやすいケースは少なくありません。

未完成物件は価格に注意


未完成の新築戸建ては、完成前の段階で強気価格になっているケースがあります。理由はシンプルで、完成前はまず高めで売り出すことが多いからです。


建売会社は、土地仕入れ、建築費、借入金利、人件費など、大きなコストを抱えています。 そのため、完成後も売れ残ると資金負担が増えていきます。


特に完成後は、建築代金の支払い、運転資金の確保、次の現場資金、決算調整などの理由から、 “早く現金化したい”という動きが強くなりやすい。その結果、完成後に価格が下がるケースは珍しくありません。


もちろん人気物件は完成前に売れます。ただ、本当に希少性があるのか、完成後でも欲しいと思えるか、 周辺相場と比べて高すぎないかは冷静に見た方がいいと思います。

希少性のある立地は強い


一方で、多少価格が高くても売れやすい物件があります。それが“希少性のある立地”です。希少性のある立地とは、


供給が極めて限られていて、需要が安定して高い場所 


さらに、ブランド性、街並み、利便性、開放感、住環境などが重なることで、 長期的に資産価値が維持されやすくなります。


不動産は完全な一点物です。代わりが効かない条件を持つ物件は、中古市場でも強い傾向があります。逆に、同じような建売が大量供給される、特徴が薄い、価格競争になりやすい物件は、 相場下落の影響を受けやすくなります。

複数棟現場は「最初に買う人」が一番高いこともある


これも新築戸建てではかなりあります。全3棟、全5棟、全10棟のような分譲現場です。販売初期は、「好きな区画を選べます」「一番条件の良い棟です」「早い者勝ちです」という流れで、 比較的強気価格で販売されることがあります。


ただ、現場全体としては、最終的に全部売り切ることが目的です。そのため、後半になると、完成、売れ残り、決算時期、資金回収などの理由で、 価格調整が入るケースがあります。


すると、


最初に買った棟より、後から販売された棟の方が安い


ということも珍しくありません。


特に、棟数が多い現場、同じような間取りが並ぶ現場、区画差が少ない現場は 価格競争になりやすい傾向があります。もちろん、角地、南道路、一番奥で静か、圧倒的に陽当たりが良いなど、 明確に条件が良い棟なら別です。ただ、「どの棟でもそこまで変わらない」現場なら、 販売初期に焦って買う必要はないケースもあります。


新築戸建ては、“早く買えば得”ではなく、 「その価格に見合う差が本当にあるか」を見ることが大切です。

仲介手数料無料は“出口”にも効く


これは意外と見落とされますが、かなり重要です。例えば5000万円の新築戸建てなら、仲介手数料だけで約170万円前後かかることがあります。


でも仲介手数料無料なら、その分だけ取得コストを抑えられます。つまり、売却時に利益が残りやすい、残債リスクを減らせる、値下げしやすい、 住み替えしやすいというメリットがあります。


住宅は買った瞬間に諸費用分マイナスになるので、最初のコストを抑える効果はかなり大きいです。

まとめ|“売りやすさ”は購入時にほぼ決まる

家の売りやすさは、売却時より“購入時”にほぼ決まっています。特に重要なのは、


相場より高く買わないこと


その上で、立地、希少性、学区、駅距離、用途地域、取得コストを意識していく。 これだけで、将来のリスクはかなり変わります。家は「今住めればOK」で選ぶと、後で差が出やすい世界です。


だからこそ、 “中古で売りに出た時に欲しいと思われるか” を考えて選ぶことが、失敗しにくい家探しにつながると思います。

新築戸建てを仲介手数料無料でご紹介しています


コノミハウジングでは、横浜エリアの新築戸建てを中心に、 相場や立地、将来の売りやすさまで考えた住まい探しをお手伝いしています。

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