
横浜市78年ぶり人口減 “横浜なら安心”の時代は終わる?
横浜市の人口減少と不動産選び
横浜市78年ぶり人口減
“横浜なら安心”の時代は終わる?
これからは「横浜市」ではなく、“横浜のどこを選ぶか”が重要になりそうです。

2025年の国勢調査速報値で、横浜市の人口が78年ぶりに減少したことが話題になっています。これまで横浜市は、東京のベッドタウンとして人口を増やし続けてきました。しかし今回、2020年比で約2万2651人減少。1947年以来、実に78年ぶりの人口減少となりました。
ただ、このニュースで重要なのは、
という話ではないことです。
実際には、人口が増えるエリアと人口が減るエリアの差が大きくなっています。つまりこれからは、 「横浜市だから安心」ではなく、「横浜のどこを選ぶか」 がさらに重要な時代になりそうです。
人口が増えているのは“横浜都心部”

今回の速報では、18区のうち12区で人口減少。 一方、6区では人口が増加しました。特に増加が目立つのは、
- ・西区
- ・中区
- ・神奈川区
- ・港北区
- ・都筑区
などです。
横浜駅周辺やみなとみらい、関内エリアなど、利便性の高い都心部への集中が続いています。例えば中区では、北仲エリアのタワーマンション、みなとみらい周辺、関内再開発などもあり、 都心居住ニーズが強い状況です。
現在の横浜は「郊外住宅都市」というより、便利な都心部へ人口が集まる “コンパクト都心都市化”が進んでいるようにも見えます。
一方で郊外住宅地では人口減少

逆に人口減少が目立ったのは、
- ・金沢区
- ・旭区
- ・港南区
- ・青葉区
- ・磯子区
などです。
また、瀬谷区・泉区・栄区など郊外住宅地でも、高齢化や人口減少傾向が続いています。
高度経済成長期に開発された住宅街では、
- ・高齢化
- ・相続
- ・空き家化
- ・若年層流出
などの問題も出始めています。
さらに今は、建築費高騰・土地価格上昇・金利上昇もあり、若い世代が家を買いにくくなっています。
「横浜ブランド」だけでは選ばれにくい時代

例えば、横浜市青葉区と東京都町田市を比較すると、どちらも都心アクセスは良好ですが、
- 青葉区 → 人口流出
- 町田市 → 人口流入
という差が出ています。
背景には「住宅価格」の違いもあると言われています。
最近は、通勤時間・駅距離・周辺環境・価格バランスをかなりシビアに比較して家探しをする人も増えています。
ではなく、
“価格に見合う価値があるか”
がより重要になっていきそうです。
保土ヶ谷区は「横浜の縮図」かもしれない
この流れ、実は保土ヶ谷区にもかなり当てはまります。
保土ヶ谷区は今回、人口減少側に転じました。 ただし区内でも差があります。
強さがあるエリア
- ・星川
- ・天王町
- ・保土ヶ谷駅周辺
などは、横浜駅アクセス・相鉄線直通・再開発・生活利便性などが強みです。さらに西谷駅も、相鉄・東急直通線開業以降、立ち位置が変わってきています。
以前は「横浜方面へ行く駅」という印象でしたが、現在は新横浜・渋谷・新宿方面へのアクセスも向上。 “都心直通の分岐駅”として再評価され始めています。
特に、駅徒歩圏・平坦アクセス・横浜駅への近さ・価格バランスの良いエリアは、 今後も一定の需要が期待されそうです。
一方で差が出やすいエリア
- ・バス便中心
- ・急坂
- ・駅徒歩20分超
- ・高齢化が進んだ住宅街
などは、人口減少局面で今後さらに差が出る可能性もあります。
これから重要なのは「横浜市」ではなく“立地”

以前は、
という考え方もありました。
しかしこれからは、
- ・駅徒歩何分か
- ・平坦アクセスか
- ・横浜駅へ出やすいか
- ・周辺環境はどうか
- ・将来的な需要があるか
など、かなり細かく見られる時代になりそうです。
特に相鉄線沿線でも、
- ・星川
- ・天王町
- ・和田町
- ・上星川
- ・西谷
などは、横浜駅アクセスや都心直通の強さから、今後も需要が期待されます。逆に、バス便依存・駅距離が遠い・坂が強いエリアは、今後差が広がる可能性もあります。
まとめ
横浜市の人口減少は、かなりインパクトのあるニュースでした。
ただ、
という話ではありません。
むしろ、 “横浜の中で格差が広がっている” という見方の方が実態に近そうです。これから家を買う時代は、「横浜市だから安心」ではなく、 「その街に将来も需要があるか」を見極めることが、より重要になっていきそうです。
